現在。

なんか、書かなきゃなー、と思いつつ、何も思いつかない、というか、書くことはあるんだけど、
書くと面倒くさいことになるかもしれないな、などと僻地であっても公開日記の難しさよ。
兄弟が体調を崩して、手術をすることになった。
手術の日程も思ったより早く決まって、その前後に私は母を連れて上京する。
母が「どうしても行きたい」と、手術しなければいけないらしい、と聞いたときから母は落ちこんで見ているのが辛い。
辛い、といえば、ここ1年ほど、父の状態が心身ともに悪く余り家においていい状態ではないんだが
母が父を病院に預けるのを拒否する。家のなかに人を入れるのもいやがる。
友達にそのことを話すと、「あんたは老老介護の手伝いしてるんじゃなく、一人で二人の介護をしてる」
「お母さんも、もう呆けてるよ」と、私が向き合いたくなかった「事実」を突きつけられて、困った。
兄弟と相談して出た結果は、「夫婦二人で出来るところまでやらせる」で、
私が私の家庭を犠牲にしてまで親の面倒を見る必要はない、とこれは今度手術をする兄弟が言ってくれたことで
その言葉は本当にありがたかった。
去年は、とくに大事な時期だった子どもを犠牲にすることが多かった。
親が子どものようになってしまっている今、私が心のよりどころにしているのは、年上の兄弟だったと、
体調を崩して手術の必要がある、と聞かされたとき、はじめてわかった。
不安のかたまりのような母の前では勤務医の身内からの情報を聞かせて安心させ、さまざまな段取りをして、
でも、なぜか、ショッピングセンターで買い物中にお酢売り場の前で涙が出た。
泣きながら酢を選ぶ中年女、めっちゃ、怖い、と思うと笑えて立ち直った。
もっと、もっと強い人間になりたいもんだなあ、と心から思う。