ぶつぶつ。

シロクマ君のあまりに露わな母親憎悪にうんざりして、またしばらくおやすみに入ろうと思ったけれど、お気に入りさんのところで紹介されていた記事に思うことがあったので。
今見たらその記事は千以上ブクマされていたのではてなの高齢化も深刻だなあ、と言うのもさることながら、
介護は結局「親族」に大きな負担がかかるってことが意外に知られていないことに愕然とする。手続き関係は最後は親族がやるしかないからなあ、、
私はここ数年、実家親の老老介護につき合ってきて、しみじみ怖いのが、私世代では夫婦でも子供を持たなかった人たちが結構いるという現実、
この手のカップルは相当考えてあれこれ手を回しておかなければ、自分の兄弟の子どもであるとか、もっと遠い存在に、もし、連絡がつくとしたら負担がかかっていくものだから、
きちんと夫婦で話し合ってたほうがいい。と言っても、それが出来る程度の良識があれば子どもでも作ってそうなもんだけど。
今回の記事は介護にかかるお金の多さが目をひいているものの、実際はそれ以上に精神的、肉体的負担がかかってきて、その苦痛たるやハンパではない、
それでも私の親世代は子供を持つ人が多いし、いなかったとしてもまだ家族的なつながりを私世代(40代半ば)くらいはそこそこ理解できているので、
子どものいない親族の面倒を見る(あまりにも無茶な人でない限り。でも無茶な人もいるんだわー(涙))意識を持っていたりして何とかなると思う。
問題は私世代の子どものいない「自由に生きてきましたー!」カップル、
子供を持たないのはあんたたちにとって生涯最良の選択だわ、とひそかに思っていたものの、
この手の「出来ないわけじゃないけど、こんな世の中に子どもを作るなんてそんな無責任なことは出来ないぃー」と
はいはい、子どもが出来たらぶっつぶれるような夫婦関係でしかないのを上手に言い換えるよね、な考え方の人間ってのは
相当なわがままものが多いんで、介護現場に携わる人がどれほどの迷惑を被ることか、今からぞっとする、
若い世代への負担は金銭的なものだけにはならないんだよね、精神的な負担を恐ろしく背負わなければならない。
夫婦になってもお互いの子ども一人持つことも出来ないような人間たちとはやはり問題のある人たちでしかないのよね。
「自由意思で作らない」のにはいくらでも理由がつく、で、その理屈っぽさに甘やかされた自分を、年を取って「理性」のたががはずれたとき、
どれほど周囲に振り回すようになることか、若いときからわがままだった人の介護をしている私にはよく見えるわぁ、、(涙)
不妊が原因で子どもがもてなかった人はまったく別、不妊治療の末、子どもがもてなかった夫婦というのは、ひとつの試練をくぐり抜ける程度に忍耐力を持った人たちだから
若いときからあれこれ考えているものよ、自分の兄弟の子どもたちに金銭的な援助をしていたりしてね。
「結局は金か」ってことになるんだけど、自分たちの子どもに金も時間もさくことが出来ないほど、わがままな人間はお金だってそんなに残すものではないから、
真剣に何かを考えていたほうがいい、と言って、何かを考えつく程度に頭が回るんだったらやはり若いときに一人くらいは子どもを作ってるよね、
それは自分の老後を見てもらう、とかじゃなく、自分以外の存在をどう受けとめているか、ほぼ、生き方があらわれてる、
「正」の方向に自分を無意識にでも進めることが出来るか、あるいはあくまでも「自分」にこだわって「負」の方向にしか行けないか、
私はほんの数年前までは夫婦でも子供を持たない選択もお互いに合意していれば「あり」かと思ってたけど、現実を目の当たりにすると、そんなきれい事は言えなくなったわ。
しかも「自由で子どもを作らなかった!」宣言していた同世代が、ここにいたって急に見苦しくあせり出すのを見ているしね、
「そこまで考えていなかった、、」って、もうちょっと覚悟を持って決めてると思ったな、
でも本当は覚悟がないから子供も作れない、一人で生きていくほど強くもないから結婚だけはする、
覚悟のないカップルがかける社会への負担がどの程度になるのか、制度がもっと整ってくれたらいいんだけどね。
いっそ、独身でいる方が面倒を見やすい部分があると思うわ、現況でも。
「わがまま」が「カップル」でいる場合、本当に面倒くさいことになるだろうと、子ども世代を憐れむわ、
出来るだけ長生きして同世代のわがまま親族カップルの後始末をつけてから死ぬようにしないとな。
このぶつぶつ、この際だからもうちょっと続ける。「50過ぎて妊娠」が何故、注目を集めるのか、そういうのも見えるからなあ、、、