雑談。

昨日、マイダーリンが「タラレバ娘」の最新刊を読んで「何で女はこんな嫌な男が良いんだー!」と文句を言うので、
「男でも、若くて顔が可愛いければ女の子がどんだけ性格が悪くても許すでしょ」と解説。
「タラレバ娘」は性別を反転させたら面白く読める気がする。
30半ばの独身オッサンが二十歳そこそこの心の壊れたきれいな女の子に振り回されるのは割とよくある話。
「ぼくは性格の悪い美人に甘かったことはない」とマイダーリンはぶつぶつ言っておりますが、
私の半世紀に及ぶ人生で、いまだに「よくもまあ、こんなむちゃくちゃな女が結婚できたな」ってな、
まあ、顔を見れば「納得」な例に困ったことはないな、ほんっとーに、「顔、命」な人はいるのよ。
この手の病んだカップルがその後どうなったか、私は付き合いがないので、わからん。
なんだかんだでうまくいってるんじゃないかね、何があっても「その顔」が好きならば、すべてが解決するしね。
女性の場合、「すべてが許せる」は男性側の経済力だったりする。
金持ち開業医の息子で医者が大学時代の彼女と若くして結婚しても、ずっっっっと浮気をしまくっているのに、「妻」は絶対に別れない。
それをいいことに見苦しいほど遊ぶ男と言うのは、人間としていかがなものか、と思う部分があるがよそ様のことだからなあ。
とは言うものの、以前某所で、とてもきれいな20代前半のお嬢さんにその男がしつこく絡んでいるのを見かけて、
そのお嬢さんに助け舟を出すべきかどうか、さりげなくにじり寄って行くと、
お嬢さんがにこやかに「私、結婚している方を異性とは見ていませんので」と言って去ったので、ほっとした。
チラッと見せたその男の嫌な表情は忘れがたい。あわてて「撤収」するババアが一人。
30半ば過ぎると、まともな女性はもう彼を相手にしなくなる。
そのとき、今まで何でも手に入れてきたのに手に入らないものがある現実が彼のような人間には受け入れがたいようだ。
なんでも手に入れてきた人間は手に入らなかった経験を遅くなってからするから、そういうのも不幸なんじゃないか、と思ったり。
若くてお金持ちのお医者さんは卵のうちから「もてる」からな。勘違いしたまま年をとったりするのでしょう。
「タラレバ娘」も、若いうちは何でも手に入ったのに、いつの間にかそうじゃなくなってる。
手に入らない経験をほとんどしたことがないのでじたばたする、の話だと思っている。
私は異性の若さや美貌に心揺らいだことはないが、経済力には惹かれるわぁ、、(涙)
とはいうものの、経済力があっても異様に性格が悪いとさすがにひくので、浮気を繰り返す夫と別れない妻はすごい、と思う。
根性入ってんなー、そうじゃなきゃ、激戦の異性は落とせないか、と感心するのでした。
思えば、「撤収」の多い人生を歩んでまいりました、、