テレビ番組雑記。

NHKEテレでやっていた「56歳になりました」の前後編を見て、人生っていろいろ、と。
1964年に「7歳」だった子供たちを7年おきに取材した番組で、その対象になった人たちにとっては相当残酷な試みだっただろうな、
でもそれで人生を狂わされたわけでもないのが、やはり「人間」なのだなあ、、
ちょうどうちのダーリンと同じ年なのでこういう時代を生きてきたのか、と個人的にはそこが面白かった。
マイダーリンいわく「女性は全員結婚して子供がいるね」と、ただ、これがもし私の同世代だとどうだろう。
結婚も出産もしていない人がいるんじゃないかな、世代の違いが出るような気がする。
結婚といえば、気の毒な家庭環境で「結婚や家族を持つなんて考えられない」とネガティブ思考の人が
意外に良いパートナーに恵まれて幸せな家庭生活を築いていたりして。
人生ってパートナーしだいなのかな、なんて一瞬思ってしまうわ。でもこれが番組の意図するところであるかもしれないし、
出演者が口々に言っていたのが、「この番組に映し出された私は真実の私ではない」で、それは確かに本当だろう、
意図を持って切り取られた部分をつなぎ合わせてその人生が他人に解られた気分になるのは不愉快そのもの、
ただ、その言葉をちゃんと番組で出しているのも製作側の良心か、あるいは「それを出さなければ放映を禁じる」とされたか。
しかしはっきりしているのが「階層」は簡単には越えられないってことだなあ、
パブリックスクール」を目指す子供たちは皆、オクスブリッジに入って見事なまでにホワイトカラーに。
裕福な家のお嬢さんは平穏な結婚を、それは番組的にも見ている方にも全然面白くないんで
やはり波乱万丈な一般庶民の人生がクローズアップされる。人生も「消費物」なのね、、(涙)
ところで先程アホみたいな「プレジデント」記事を読んで、
それによると「40代のカッコいい既婚者の俺・20代のお嬢さんをつまみ食いはたまらん」てな、
いやー、ハゲ子さんとこでも小町さんとこでも見たことのないゲスな内容だったけど、
これってつまりはホワイトカラーになった人間が「人生面白くないんで、ほかの人間の人生潰して楽しんでマース、
これが「力」を持つ「男」の醍醐味、ってとこですかぁ?」という実に情けない告白でしかないんで、
その心の貧しさに哀れみを覚えたわ。そういうことをしたつけは必ず自分に返ってくるんでね。
「俺は大丈夫」と根拠なく信じられる男だからこそ、それが出来るんだろうが、自分の子供に返ってきて、ひいては自分に返ってくる、
人生って最後にはきちんと精算されるものじゃないか、最近年寄りと付き合う機会の増えた私はそう思うなぁ。
頭と心の弱いお嬢さんを引っ掛けて心と「からだ」(ここが一番大事なところか?)が満足する人生って楽しいのかねえ、、、
ま、「プレジデント」なんて読むな、ってことですな。
なんにしても人生には「パートナー」が大切、がわかったざんす。
マイダーリンを大事にしよう。