人生メモ。

親しくはないものの、つきあってかれこれ10年以上になる知り合いが、現在離婚交渉中と聞いて腰を抜かす。
数年前からアーリーリタイアしたご夫君がアジア某国に技術指導で単身赴任しているのは知っていたが、
そこで「現地妻子」を調達とか。
ご夫君はとっくに50は過ぎていたはずで、しかも「あえて子供は持たない選択をした夫婦」
少なくとも知り合いである妻・ご本人からそう聞いていたので、ご夫君、何をいまさら、と思ったり。
みもふたもないおばはんである私は「本当に現地妻の子はご主人氏の子?」と疑ってしまうわ。
離婚はご夫君のほうから言い出したそうで、向こうでずっと暮らしたいのだとか。
その話から「私の知り合いでも単身赴任先でシングルマザーと暮らし始めて子供のいない妻を棄てた人がいる」
と別の知り合いが教えてくれて「自分のこどもじゃなくても、ええんかいっ!」となる。
「子供を持たなかった男性が50前後になって父親になりたがる話はよくある」らしい。
ひとりものならいざ知らず、そこまで一緒にいた妻の立場はどうなるんだ、当然、黙って離婚はしないんだが、
不妊だったならともかく、あえて夫婦で若いころ話し合って子供を持たない人生を歩んできたはずが、
何故、この期に及んで、男のほうだけ、駆け込みのように子供を欲しがるのか。
「男性の更年期」説が濃厚に浮かぶ。
一時の気の迷いでいずれ戻ってくると踏んで、離婚しなくてもいいかも。
かつては40歳くらいで「クライシス」があったと聞くが、最近は10年遅いのかねえ。40と50では10年の歳月の開きがあるのにな。
私は「真田丸」の真田父子関係を面白く見ているものの、
時々三谷幸喜が前妻と仲良しだったはずが、突然に離婚、再婚、子持ちになったことを思い出して複雑な気持ちになる。
年をとると、こういう現実を見聞きして保守に傾く今日この頃。おばはんは「やっぱり子供は作っておけ」と思うのであった。