私信・続き。

こんなに「ポケモン」ばかりをテレビで見る日が来るとは。しかも私くらいの年寄りが張り切ってやってる。熱中症が心配。
それはともかく、最近の小学生は「タブレット学習」をしているのだね。
「エイトック」のジャストシステムタブレット学習分野にも進出したとは!
調べるとわたくし推奨の「ゼット会」でも小学生でタブレットコースがある。私の子供世代が紙と鉛筆で勉強した最後になるかなあ。
今後、大学の受験システムがどう変わるか、私の子供でも、子供だけで進路の決定は難しかったので、そこは変わらないんじゃないか。
公立校で育てた子供たちが最も困ったのが「先生は情報をくれない」、と言うよりは「先生が大学受験を知らない」。
特に難関大学の受験システムを知らない。
自分たちが地元を離れた経験がなく、下手すると地域枠入試で地元の教育大学に行ってる代々教師家庭だと、
旧帝大の真下にある大学の名前すら、知らない。
生徒が行った経験があれば「聞いたことがある」程度、公立は本当に「上位校」進学には不利。これは本当につらい。
とは言うものの、少しづつ是正されているようなので、数年後にはもう少しましになっているかも。
ただ、複雑化する大学入試の情報は、子供だけに選別させるのは難しいので、やはり親の協力が一番必要だと、これだけはいっておきたい。
良識派」は「子供の自主性に任せて〜」ともっともらしいうわごとを言いたがるが、親の協力がなければ大学受験の成功も望めない、とはっきり言ってくれるほうが正しい。
今後の受験システムがどうなるかわからないけれど、私は地元以外の国立は出来る限り「2次試験」を受けずにすむ方法を早めに探すのを常に勧める。
旧帝大以外のたいていの国立大学は先に面接や小論文の提出をして、あとはセンター試験の点数だけで入学できる入試制度を採っていて、
それがもっとも地元以外の国立に有効、私は受験相談をされたら必ず、そのコースが志望大学にあるか調べるようにアドバイスしている。
今のところ、それで「負け知らず」だったりして。相談してくるお母様とお子さんの出来がいいだけですが。
中高一貫私立だと難関大学の2次指導もしてくれるけれど、多様な子供が存在する公立では無理、自分でするにも限度がある。
公立で優秀な子供たちにはとにかく基礎力を身に着けてできるだけ地元で受験できるセンター試験で点数を稼ぐことが一番合格への近道。
今後名称を変えてもおそらくは「センター試験」的な存在は残ると思うので、
最も受験者が多く公立でも最も点数がとりやすい全国共通試験の最大限の利用をお勧めする、と言うことで。
私が言えるのは、親が子供の進学に手を貸すことをためらわない、ことだけかな。良心的なご両親は、そこで躓く場合もあるのでなあ。
なんにしても、既にお子さんに最も合う教材を探せるお母さんの子供さんなら大丈夫。
工学部は女の子にもいいですよ、何より、本人が面白がって勉強できる。
ただ、理系は進級が大変。常に「留年」の闇がぱっくり隣に開いているようです。(涙)