「公立育ちは差別しても良い!」のヘイトスピーチ。

を何年も熱心にネットはやり続けているのだが、

私立学校連盟はそのキャンペーンにいくら支払っているのか、

どの程度の費用を私立に行く家庭が負担しているのか

調べられることはないだろうな、としみじみ。

ネットの素敵な連中は

ことあるたびに「公立サイテー!」「公立に行かせたら子供が殺される!」と

大昔、ドリフに目くじら立てたPTAおばちゃんが可愛く見えるくらいヒステリックに

叫びたてるが、これが私立で育ってきた人間たちのなれの果てかと思うと泣けてくる。

いっそ公立でサバゲー程度には過酷な道筋を親子ともども歩んだ方が

ましなんじゃないか、とさえ思ったり。

実際はネットで宣伝されるほど、地方の公立はひどくないんだが。

不思議と都立トップ校の話題があまりネットに出ないが

日比谷だの西高だのの生徒たちは日々公立中学で壮絶ないじめを耐え忍んだ末、

高校を経由して日本有数の旧帝大を含む大学に旅立つのか、天才やね、公立育ち。

行かなくてもいいだろ私立に生徒が集まらなくなって内情が苦しいのは

理解できるが、もうこの手の学校は淘汰されても良い時期じゃないか、

「私立で育った!」が「できる人間!」だった時期がかつてあったかどうか、

多分「お金があったのね」程度の認識にしかならないこの社会で

もうネットでショーもない広告費を無駄遣いしないほうが良いんじゃないか。

私は良い私立があるのは知っているし、公立の悪い点も理解できている。

それでも理解できないのは、

自身も私立で育ち、お子様も私立に行かせるのが当然と考えられる素晴らしい方々が、

なぜか「公立、こんなにひどい!」だけを繰り返す、

素晴らしい私立で育ったのに、事が起こるたび公立すべてが最底辺であるなどと

非科学的なことを言い立てる、私立で育つとは無駄金かと泣けるものがある。

私立や国立付属でも時々半端なく地獄ないじめが行われるがネットには決して出ない、

そこだけは感心する。

私が今まで聞いた中で最も悲惨な学校のいじめは

私立校で一番金持ちの子供が自分より成績の良いあまり金持ちではない子供を

成績を底辺に落とすまで集団でいじめ抜いてそれを教師も黙認した話だったりする。

そのお金持ちのお子さんは「推薦入試」で某KO大学にご入学後、

なぜか唐突に「自分は底辺育ち」と言い出した話を後日聞いたのでした。

 ツィッターで「公立で育ったら、女の子はボロボロにされる!」説を拡散する輩を見て

たいていの風評被害はこの手の連中が吹聴して回るのでこんなバカな親が

私立なり国立付属なりに少なからずいるのならばやはり地元底辺公立でよかった、

私立に行ってまで馬鹿親とは付き合いたくないよな、と思うのでした。

どこで育ってもろくでもない奴はろくでもない、

公立・私立に限った話ではないのをここに。

どこに行っても頭が悪いって不自由なもんだ。おわり。