雑談。

自己啓発系やフリーターが流行っているとは、バブル臭のするアベノミクス好景気が継続中かと思う今日この頃。
私がネットでも実生活でも知っていることは、フリーがうまく行くのは実家が金持ちか、配偶者が金持ちかで
両方から外れている人はならないほうが無難。能力があってもフリーでやって行くのは大変なのだよな。
私の兄弟は自他共に認める仕事が出来る人であるにもかかわらず、独立しないのは、実家も配偶者実家も金持ちじゃないから。(涙)
仕事が出来ても資本力のない人が独立したら、事業がマイナスになる前にあきらめて雇われに戻るのを数多く見てきたから。
悲しいかな、「能力」だけでやっていけるほどフリーランスは甘くないようだ。
私の兄弟いわく「億稼ぐのはそんなに難しいことではない、でもそれを続けられるかは別問題」
「億を稼いで、海外で悠々自適、みたいなのをやった人間を今まで見てきたが、結局金を使い果たしてすぐ帰ってくる」
「その後の怖さをいやと言うほど見てきた」そうで、幸いにして現在経営側に加われているので、一生死ぬまで組織で働き続けると、
それが貧乏人の賢明な生き方なんだろうなあ。ちまちま暮らす、でもそこそこ幸せであればいいんじゃないか。
最近「フリーでやって行く!」をネットで見るたび、思うのは「君の家、金持ち?」で、
以前話題になっていた残念・早稲田の学生のフリー宣言を見たとき、ざっとそのブログを見て、
実家がそこそこ金持ちなようで、好きにさせなさい、と思った。
フリーになりたがる若者は、大体親も自営業だったりするものよ。
現在、話題になっている子もなんとなく実家がしっかりしているイメージがあるな。
私はこの手の人間が大きな組織にもぐりこむほうが怖いわ。
こういう「ふかし」型の人間の賞味期限は確かに短いが、それでも年単位でもったりする。
その尻拭いを私の兄弟のようなおとなしい人間が黙々とやらねばならない。世の中、阿呆の後始末ほど無駄な労力はないのよ。
私の知っている仕事のしんどさは、ふかしや人に取り入るのが異常に上手な人間の、「出来るのは仕事が「出来るフリ」だけ」だった場合の後始末や、
最悪の場合、自分がした仕事まで、そういう奴の「手腕」にされることだったな。
組織の中で働くとは、そういう理不尽をどこまで飲み込めるかにかかってる。
たぶん「フリー」になりたがる人間は、他人に理不尽を押し付けることに何のためらいもないが、
ひとたびかけらでも自分の損になる理不尽が回ってきたとき、どうしても受け入れることが出来ない。
この手の人間がはじめからフリーになってくれるなら、組織に存在する貧乏人にとってありがたいことこの上ない。
私はそういう目でしか見られないなあ。
ところで先ほど人気エントリに山本某夫妻を見かけて、この方も実家も配偶者もお金持ちだからフリーだよな。
フリーでいたほうがいい人が、フリーになるのよ、、と言うことで。