ネット雑記。

「結婚しても子供を産みたくなーい!」というのははてなでよく見かける話題で、
それを好意的に受け止めるのがはてなのマナーだというのは知っているのだけれど、
今の制度では結婚している女性が年をとった時、面倒を見るのは夫側の親族になる場合が多いので、
そのことはどう考えているんだろう、と年寄りの私は思う。
社会制度はなぜか「男」側に「責任」を取らせるものだからなぁ。
全く赤の他人の人生の後始末を夫側親族はしなければいけなくなったりするのだよなあ、そしてそれをするのはたいてい「女」となる。
私の年上の知り合いで、その手の後始末をしている人はちらほらいるな、
結局「結婚」という制度がおかしいということでしかない。
子供を持つ気がないのなら、そのおかしな制度を利用しなくて済むのに、なぜ結婚はしたがるのか、
子供が欲しくないなら、「事実婚」でいいと思うのよ、
そうすれば、男側の親族は特にそのパートナーと付き合わなくて済むしね、
正直に言えば、兄弟のセックスパートナーがどんな相手であったところで興味はないしね、
友達でもなんでもない女性がいきなり「姉妹」になるのは、違和感があるのが普通、
それでも付き合わなければいけないのが「結婚」という暴力装置
でもこの暴力装置は子供を持つとき、多少機能する。だから「必要悪」としてあるんじゃないのかな。
子供を欲しくない人に欲しがれと思うことはないし、
実際、私の兄弟の配偶者は子供を持たずに自分探しをするのが好きな人なんで、
実家両親にどんなに頼まれても「子供を作ったら?」なんて言ったことはない。
後でどんなひどい目に「私」が合うか、わからないしね。
でも、私は年老いて自分の最愛の息子に子供がいないことを盲目的に悲しむ両親の嘆きを一身に受け止めているこの苦痛を
どこに吐き出せばいいのか、悩む。だからネットに書くわけだけれど。
「したくないからしない」は誠に結構、でもそれは最終的に誰かの迷惑につながる可能性も考えていいと思うが、
したくないものはしたくないものだしね。
なんにしても、年をとった時、大切なパートナーにつながる人間がいない世界を美しいと思えるのなら
それでいいんじゃないか。私はそれを「愛」とは思わないけれど。