雑談。

昨日読んだ本の更なるメモ。
都内では日本人の住めないエリアが存在するらしい。
津田晴美さんは長らく高輪の外国人向け賃貸に住まわれていたようで周辺にもそのような賃貸があり、感じがいいので気になっていた物件に
連絡したところ、そこの住人はすべて外国人、それもそこに住む人などの紹介でなければ入居できない、なんて治外法権!(ではないか)
そのようなエリアが都心に存在するとは!
しかし、考えてみれば都内某所のホテルに泊まった折、ご近所に大使館群があって、そこは日本人は入れない。
元は日本の殿様の住居だったというのに、オノレ、毛唐は埋立地にでも住んでおればいいわ!と「は○み某」並みの差別意識がむき出すわ、
それにしても都心の一等地を外国人に占拠されるのはなあ、、、日本人として納得できない点があるわ、高輪もそうなのね。行ったことないけど。
で、元の長く住んだ賃貸も、かつては非常に入居条件が厳しかったと、自分の出自まで根掘り葉掘り聞かれた、昔はそういうものだった、と聞いて
上の娘の今の下宿先がそうだったことに納得した。かなり入居が難しい物件だったのよ。
でもそれはかつては「当たり前」だったようで、なるほど、古くから賃貸業を営む人というのはそういうものか。
その審査を潜り抜けた後は実に快適に過ごさせてもらっている。「貸す人を選ぶ」は貸す側にとっては権利だものね。
ただ、津田さんの場合、その貸す側の「選ぶ」基準から、津田さんが外れてしまったようで、そこが賃貸人の悲しさだなあ、
都会の住み方は難しいなあ、と改めて思ったのでした。
賃貸で同じところに住み続けるのは難しい、というのを頭に入れておこう。
「常に動ける」は「常に動かなければいけない」でもあるのだよね。
都心にそこそこの場所でそこそこの広さを求めるなら、賃料月30万円は妥当な線で、しかもそういう物件は今はそれほど審査がうるさくない、
つか、お金を払いさえすればすぐに入れる、故に少々不安定なフリーランスの仕事をされている方にはよい物件なんだろう。
住む側に信用を問われる場合、「フリー」で仕事をしている人には厄介な気がする。どこでも「信用第一」というところか。
以前、東京カレンダーで「ヴィンテージマンション」なる言葉を見て大笑いしたが、あれもむべなるかな、かも。
でも、やはり独り者でアホみたいな値段の賃貸は、私にはないな。
私はしみじみネット某所の「東京カレンダー集団」を見て思うんだが、いくら1000万円以上の収入があっても
その「1000万円以上の収入を持つ僕チン」を演出するために収入以上の支出をするようでは何をやってるんだか、馬鹿じゃないか、
年収500万円で、その半分しか使わずに生活できている人のほうと娘には結婚して欲しいとしみじみ思う。
ウチの娘たち自身がそういうタイプなのだよね、馬鹿みたいに高い値段を食事にも持ち物にも求めない。故に人から信用される。
ありがたいことだと思う。そういえば、上の娘は就職して1年目の貯金の目標は楽に達成できたと聞いた。よかった、よかった。