化粧雑記。

なんと!「ヘレナルビンシュタイン」はもとはアメリカのメーカーだった!それが「ロレアル」に買収されておフランスメーカーとなったよう。
考えてみれば「エスティーローダー」も「マックス・ファクター」も「エリザベス・アーデン」も大体同時期のアメリカの美容家の名前。
ハリウッドでメイクしたとか、セレブの肌のお手入れをしていたとか、アメリカにわたってきたヨーロッパの薬学系技術者がそういう仕事をしたんだっけな。
企業間の買収で「名前」が元の国を離れるとは「大人の事情」は厳しいねえ。
今回知って驚いたのが「エリザベス・アーデン」は日本にもうないこと、これも企業買収が関わっているらしく、
大昔、どこのデパートでも華々しくコーナーがあったように思うが、せっかく作り上げたブランドイメージがもったいないなあ。
で、現在、私はエリザベス・アーデンの名品「エイトアワークリーム」をかかとに塗って夜寝ているが何故か「アーデン、イングランド」とあって、
「メイドインUSA」であったりする。ハテ、もうどこの国がどのように関わっているのかさっぱり。
そもそも、私がなぜこのクリームを持ってるのかも謎。(これは加齢現象でどこで買ったか、もらったか忘れただけ)
化粧業界も時代につれて変わるんだろう。
私が若かりしころ、世の中は「バブル」だったので、やたらと「ラグジュアリー」だの「エクスクルーシブ」感を打ち出した海外メーカーが
紹介されたが、今は「ナチュラル」「シンプル」流行。「ジョン・マスター」や「レメディ」だのなんだの、
妙に薬剤っぽいパッケージの化粧品が目立つ。「ロクシタン」だのも「ラグジュアリー」というパッケージではないものね。
私が先日買った「ヘレナ」のパッケージも「高そう!」というよりも「薬っぽくて利きそう」って感じだしな。
時代に応じているのか、時代を演出しているのか、この先20年で今度はどんなものに変わるんだろう。
若いころ、どっと入ってきた欧米系化粧品ブランドで残ったのは、「クリスチャン・ディオール」「シャネル」「エスティ・ローダー」、
これは「大人の事情」の折衝がうまくいったのか、それとも商品が愛されているのか、謎だなあ。
ところで雑誌を買わなくなった理由がよくわかったわ。化粧品ひとつ調べるにしても、雑誌よりネットがもっとも便利。
結局「利便性」がすべてを駆逐する、怖いわぁ。