今のはてなの流行りで言えばエリザベス女王って「下方婚」になるのかも。
国を亡くした資産のない王子と恋愛結婚したのだよな。
失言でできているような人との評価で、しかし世界有数の王族の夫である点を思えば
揚げ足をとりたがる人間も多かっただろう、
「ネットフリックス」の「ザ・クラウン」では失敗は多いが愛すべき人として
描かれていた。それが本当じゃないかな。生きてきた時代も違う。
失言と言えば、某化粧品メーカーの会長の暴言が酷いが、
私は見るたび「おじいちゃん、お薬の時間ですよ」と思う。
年をとってタガが外れてそれまで隠せていたものが隠せなくなる人は多い。
森元総理にしてもな。ボケボケの80代のじいちゃんに何か言ってもな、
と、プレ高齢者のおばはんは思ったり。
周囲が止めたり隠したりしなければいけないのだろうが、家族では難しい。
晒し物にでもして「もう手に負えません」を公表しなければならないのであれば
ご家族は気の毒だと、もともとそういう一族だったら知らんが。
「ザ・クラウン」の中で、フリップ殿下の母親であるアリス皇妃は
驚くほどの困難に見舞われながらも懸命に社会に尽くした立派な人で、
息子からは年をとってその苦労を理解されるまで疎遠だったが
彼女の人生の終わりにようやくわかりあえて受け入れられていたのが感動的だった。
「ザ・クラウン」シーズン3の4話「母と息子」、原題は「Bubbkins」
「バブキンス」とはフィリップ殿下の子供時代の愛称だったよう。
このエピソードだけでも見る価値ありかも。
フィリップ殿下は若かりし頃から演じた俳優さんたちよりイケメン。
「下方婚」と言っても「イケメン」である事実は大変な現実。おわり。