日常。

昨日の東京は雪で大変だったようで、夜、娘に電話をかけると「都内は結構がらがらだったよ」と、こういうときのための高い家賃なのね、と妙に納得。
電車が結ぶ「近距離」は脆弱だ、やはり郊外には出せないわぁ。お家賃はぐっと安くなるけれど。
スマップ騒動の裏(?)番組で雑誌ヴェリィの女性編集長の特集があったので面白く見た。
44歳で1歳育児はめっちゃ大変、てないかにもおばはんな感想をまず持って、ヴェリィも20年かー、と感心する。
創刊当時を知ってるのよね、おばはんは。「主婦のおしゃれ雑誌なんてけしからん!」てなご意見がありましたよ。
当時は「素敵な奥さん」とか「主婦の友」とか「いかにも」な料理雑誌くらいで、せいぜい「オレンジページ」がやや「おしゃれかも」だったな。
今はすっかり主婦向け雑誌となった「リー」もまだあからさまに「素敵な主婦」向けではなかったな。
その中で世間にけんかを売るような「ヴェリィ」はなかなかよかった。創刊したのは「JJ」の辣腕男性編集者じゃなかったっけ。
番組の中で「スカートをはいているからって女の気持ちがわかると思うなよ!と言われた」は、説得力があった。
と言っても、私が読んでた時期のヴェリィはかなり男目線で作られてた気がするわ、かちん、とくることも多々。
私が読んでいたヴェリィは「コマダム」時期でその後「シロガネーゼ」なんて言葉が出てきたな。
言葉にこだわりながらの紙面作りは面白かった、言葉を選ぶセンスは「さすがヴェリィ」って感じ。
私が一番感心したのは編集長が若手を指導するとき「自分の思い込みだけで特集を作ってはならない」と、
「常にお客様目線で」が「プロ」だなあ、だから読者を一定数確保するのか、地道な努力には脱帽だった。
「上から目線ではない」はほかの雑誌と一線を画している気がするわ。
今は美容室でしか読まないが、私の知る限り、ヴェリィはコラムが面白い。
私は、いつもよくもまあこんな見出しを作るなあ、とそれを読むのが楽しみだったりして。
おしゃれ度で言えば、私の時期のヴェリィファッションは相当ダサかったわ。このあたり、やはり「男目線」、男はダサい女が好きだからね。
今は女性編集長のおかげでおしゃれになってるのかな?
でもやはり30代向けのファッションなので、今年40代最後になる私には参考にならんな。
さて、スマップ会見。
彼らはずいぶん消耗して、普通のおっさんに見えたので、芸能人はテレビに映るためにぐっと自分の心をあげているのだろうな、
昨日の彼らは年相応に老けて見たので、かなり素に近かったのだろう、いろんな意味で、気の毒。おしまい。