日常。

フェイスタイムは良いなあ、と夫婦で話す。まずダーリンが「テレビ電話は夢の世界だ!」と大喜びして私にはぴんと来なかったけれど
やはり娘たちの顔を見ながら電話が出来るのはうれしい、声だけではわからない、元気かどうか、が顔でわかるから。
昨日は下の娘のニコニコ顔を見ながら話をして、あまりのお顔のかわいさに涙ぐむ、ちょっと前に会ったばかりというのに、年ですかねえ、、
先日は初めての仕事をする、という上の娘が泣きそうな顔をしていたので、心が痛んだ。
しかし、彼女の場合「出来る」のにありとあらゆる悪いことを想定して不安を勝手に自分で大きくしている、
これを人に話すと、「頭のいい子、特有。そういう性格だからいろんなことが出来るし、失敗がほとんどない。優秀って辛いね」と、
「経験」だけがその不安を払拭してくれるそう、人が育つ、って大変よ、、、(涙)
もう親に育てられるではなく、自分で育つ時期で、親から離れて5年目、そこから数えて「自分育て」5年目か。そう考えると、まあまあ、かな。
上の娘が不安がっていた初めての仕事は、案の定、なんら問題なく終わったようで、彼女の場合「考えない」の訓練が必要だろうな、
でも今までの人生、常に「考える」をやってきたからなあ、切り替えは大変だ。
仕事をするとは、次々起こる出来事に、ひたすら「パンチ!パンチ!!」を繰り返すことで、常にファイティングポーズをとっていなければやってられないような、
先日、上の娘に会ったとき「仕事が出来るって、人から好かれることではないのよね」と情けなさそうに言っていた。
女の子はどうしてもじんわりと「女なら人から好かれてナンボ」の価値観を押し付けられているから、精神的に辛かろう、
ただ、早い時期に「仕事が出来る」という評判の本質を見抜いているのはえらい、とわが兄弟が言ってたわ、
「きっとものすごい勢いで出世するよ」と、「若い女性」という垣根を取り払えばもっと楽になれるかな。
ネットで、「あまり成果成果と頑張りすぎないように。この時期に成果を上げても、もっともっととギリギリと締め上げられるだけで誰も助けてくれないかもです」
「周囲にはダメだけれど許せる若手として認められる技術も必要です。失敗した時に楽ですし、責任も回避できる。
なにより会社トラップに引っかからない技術でもあります。」
と教えていただいて、こういうアドバイスは職を長く持たない私には出来なかったな、と感謝、これはすばらしい人生訓だわ。
「仕事をする」とは「生きる」ことだと、私は仕事が本当の意味でちゃんと「できる」娘であることがうれしい、
「女の子なんだから、仕事なんて出来なくても、、」な価値観を、せめて母親は持たないようにしようと思う。
「出来る」ことにまっすぐ向かい合う娘でよかった、それ以外のことは、今はもういい。
一方、お気楽(?)学生な下の娘はニコニコしているけれど、3年の専門に上がるのにぎゅうぎゅう勉強させられているようで、
「私、生涯で今一番勉強してるかも!」などと、大学に入ってからずっとそんなことを言ってたりして、
私もがんばろう、ということで。
今日は噂の「総合商社」マダムに会うざんす。
この方は、あまりに入ってくる情報が多すぎて、自分が忘れた情報を必要なときに取り出せるように人にばら撒く面白い人で、
主に私を「記憶の倉庫」にして、「前に○○を私、話したっけ、何を言ってた?」と時々聞いてくる。
最近記憶の衰えを感じる私は忘れないようにメモでもしなければ。とほほ、何をやってるんだか、、(涙)