雑談。

血のつながりのない妻よりも血のつながりのある娘たちをこよなく愛するマイダーリンは、娘たちの様子を伺いに私を時々旅に出す。
というわけで娘巡りツアーに行って帰ってきたざんす。疲れたわ、、(涙)
都内で働く上の娘がセミナーや会議でスーツ着用が増えて「やはりいつまでもリクルートではやばい」ということで、
知り合いやネットの方に聞いたところ「2着目はグレイ」と教えてもらったので、二人でゴー。
「探しているときはない!」のジンクスを破って、あったわ、珍しい。
あまり期待せずに今回は「見るだけ」と思ってたのがよかったか。娘の服の傷み具合を調べてから、ブランドを絞っていったからか。
やはりある程度の値段が必要か、しかしよく着る服は傷むねえ、特に「洗える」物は。ユニクロは傷みが早いわ、あの値段では仕方がないが。
リクルートスーツは同じ型を2着買わせたので、某「○山」でもさほど傷みがない、でもリクルートスーツは会場の場所によっては「寒い!」
ウールのものが一枚必要か、ネットでジャケットにワンピースというヤマハの先生スタイルを教えていただいて、そういうのはどうか、と娘に聞くと、
「ワンピースが欲しい」
結論から言えば、ワンピースとスカートとジャケットが同じ布地で作られたセットがあったので買ったざんす。
昔からなぜこのセットがあるのか不思議だったが「働く若い女性」向けだったのね、「硬すぎず、華やか過ぎず」をぴったり満たすのよ、色も地味だし。
よっしゃー買いじゃあ、ついでにあれこもれも、と、ウチの娘の困ったところは、こういう買い物をしたとき必ず親を困らせるようなことを言うことで、
「ママは一瞬にして私の1か月分のお給料をつかったね」と、これは結構「イラ」っと来るのよ、どうせーっちゅーんじゃ!と、
下の娘と買い物に行くのが楽しいのは「わー、ママ、ありがとう!パパにもありがとうって言っておいて」とさらっと言うところで
二人の性格の違いなんだが、下の娘のその単純さをせめて装って欲しいものよ、、、下の娘の服の値段のほうがはるかに安いけど。
「何もかもを自分ひとりでやらねばいけない!」幻想を真面目な上の娘はいまだに持っていて、それが世間では非現実的な夢だとわかるのは、
社会に出てもまだかかるんだろうか、とは言うものの、働き始めてほんの数ヶ月でかなり社会のことを学んだようで、
大学で4年かけて学んだ以上のことを社会で働くことは教えてくれるよう。
青臭い、出来もしない「理想」を親に押し付けることは大分減ったわ。これが「ゼロ」になったとき、全然別の世界が見えるんだけどねえ。
てな愚痴を日記に書いて終わりとするか。
社会に出るとはウチの娘のような生真面目なあたまでっがちをどうにかしてくれることで給料をもらいながらそれをやってもらってるので、ありがたい気がするわ。
いつか、どれほど恵まれてきたか本当の意味でわかったとき、娘は自分の服を一気に自分でそろえるだけの経済力を身につけるだろうから、
そのときまで、我慢して待つか、このペースで行けばさほど遠い話でもなさそうだ。
濃いグレイのウールのスーツセットを買ったざんす、ご指導、ありがとうございました。