五月も終わり。

5月は娘たち二人とも仕事が忙しく彼女たちの体調を非常に心配している。

下の娘は五月で一段落するそうだが上の娘は引き続き6月も。

下の娘の五月の予定は2回の出張、2回の資格試験、そして仕事は5つ抱えている。

同じ資格試験を二つ受ける同期はまだ一つしか仕事を受け持っていないと聞いて

「私の部署は人手が足りない!」と実は娘のあとで配属された6年目の先輩が

1年たたずやめている。娘の部署は出世コースで、特に今の直属の上司の部下たちは

その後すぐに海外に栄転など、娘のいままでのメンターはそこを経験してきている。

直属の上司はとある分野の第一人者で仕事のできる人ではあるが癖が強く

出来の悪い人間が我慢できない。6年目の先輩は大抜擢であったが

仕事が思ったようにできず、上司に見放されてしまった。

彼の出来なかった仕事を全部娘が受け持たされている。

娘はその上司と相性がよく仕事自体は問題なくやれているものの、

業務は明らかに超過でさすがに上から指導が入ったそう。

娘は「同じ試験を受けるのに、私は5つ!」と帰省時にぷんすかしていた。

一方上の娘も常時5つの仕事を受け持つ。

ひょっとして一人が受け持つ仕事の上限は5つなのかと思ってしまったが

6月からもう一つ増えるかもしれないと、「上限はないんかー!」と

さすがにそれは断るつもりだと、そうしてほしいと心から願っている。

いつもお世話になっている美容師さんに娘のことをきいてもらって、

「今どきの若者はみんなこんなに良く働いているんですかね」と言うと、

「まじめだからじゃないですかね、多分みんなそこまでちゃんとしないんすよ」と

なんだかなあ、なことを言われてしまった。

しかし以前同じようなことを別々に娘に話すと

「出来もしないことを出来る出来るといって実際に任されたら全然できない、

やりもしない、上手に立ち回るばかりでなんとなくいい感じに自分を見せる人間には

絶対になりたくない」のようなことを二人ともに言われてなるほど、とも思った。

たしかに能力以上に見せかけたほうが「勝ち!」のような風潮はあるものの

それは今も昔も同じで「見せかけ」はいつか「見せかけ」がばれる。

今が頑張りどきか。とにかく体を壊さないように微力ながら何とか手伝えることを

考えるおばはんであった。

おばはんもしばらく忙しい。日記は散発になる予定。おわり。