日曜日、父の日のプレゼントが既婚の下の娘から夫婦連名で送られてきたものの
旧姓のまま。職場では旧姓を「通名」として使っているので間違えたのも
仕方がないのだろうが、姓に続く名前が娘のあとにお婿様で、
もしや、向こうのおうちにもこのような状態で送っているのでは、、とガクブル。
ド昭和の専業主婦おばはんの感覚ではそもそも名前は「夫・妻」に
たとえ実家であってもするべきでは、、と、つい思うんだけれど
恐らくそんなことを言うと猛烈に反発される。「何で私の名前が後なの?」と。
考えてみればおかしな慣習で、この手配は娘がやっていて、
自分の実家で自分のお金で送っているから自分の名前が「先」である、と
お婿様の名前をちょっと書き添えたのは「忖度」と「お愛想」、
そうしているだけでも合格点か。
「夫の名前を先にしたほうが、、、」とついそわそわしているおばはんが
イマドキ、間違っている。
ただ、こういう「形式」を重んじる世間はまだまだ存在する。
それを教えておくべきか、言って鼻でせせら笑われるか、機嫌を損ねてしまうか、
人生の半分以上を「一歩引く」で渡ってきた昭和生まれのおばはんは迷うのでした。
長らく男性集団で生きている下の娘の気の強さと理にかなう意見は
世界を拓く人として認めておくべきか。
一方、社会に出てあっという間にビジネスマナーを完全に取得した上の娘の場合、
この手のことは私よりはるかに巧みにさばく。
都心のど真ん中で様々な人間と仕事で付き合うとは
「プロトコル」を絶対に間違えないが最低条件か。
働く場所、職種によって違うのだろうな。
非社会人であるおばはんはすっこんでおこう。おわり。