ネット雑談。

先週「ブロガーフェス」なるものが行われたそうで参加費「4000円」と読んで驚いたが、大きめのオフ会かと納得。
しかし、参加者の記事をネットで読むと、「ブログで副収入、あるいは起業」の「セミナー」だったかのよう。
最近、ホットエントリにあがっているはてなブログがどこも判を押したように同じなのかよくわかった気がする。
よく見かけるのが、目立つタイトルがあって、文章は3行くらいで突然大きな写真が入る、そのあと5行くらいでまた写真、みたいな、
ハテ、何を主張しているのやらわからないが、最終的には何らかのアフィリエイトが張ってあったりするので、「そこを踏め」なんだな、
そういう作りになるソフトでも売ってるのか、と思ってたが、テクニックか。
その「フェス」に参加した人たちのブログやツイッターを拾い読んでいると、男女間で意識が違うよう。
女性は「副業」男性は「起業」で、
女性で「ブロガー、ライター、あるいはコラムニスト」を目指している人は、どうやら配偶者が高収入である程度以上恵まれた経済状況、
「専業主婦といわれたくないけれど、外でバリバリ働くのは無理」で、お金よりむしろ「ブロガー」の肩書きが欲しい、
男性の場合はもっと切実に「それだけで食べて生きたい」「いつかは高知のト○ト!」な、
いずれは「ネットコラムニスト志望」の女性に安くあるいは無償で書かせるサイト運営を目指す、ネットでも、男女間には格差があるな、どこか保守的だ。
このての世界はかなり淘汰の激しい場所になるんだろう、なんだか、零細企業がにょきにょき出来ていく過程を見ている気がする。
かつて「書かずにはいられない!」といった生々しい人の声を記したものがこの先出てくる可能性はあるかな?
最近の人気ブログを眺めると、その書き手たちはある程度以上、目的意識と戦略を持って書いているが故にどこかしらあざとい、
無名の人間の率直な声ではないのだよね、市場を意識した洗練は正直なところ、紋きりで面白くない。
それでもこれがしばらくは主流になるんだろう。
ネットで自己実現か、あるいは自営業か、どの程度の人間が残っていけるか、楽しみなような、気の毒なような。
その「上がり」は本を出す、テレビのコメンテーターになる、大手企業とコラボして何かを作る、か。
いつまでそれは続くのか、面白いので見ていよう。