読書雑記。

昨日朝日新聞の書評欄に紹介された本2冊、「戦火のレシピ」斎藤美奈子・「生きて帰ってきた男」小熊英二を買った。
2冊とも「マイルド」な戦争分析の本で「戦火〜」の方は戦前、戦中の「レシピ」というのが面白い、と思ったが、まあ、作ることはないな、
「焦がし米ぬか入ビスケット」なんぞ、「虐待」に近いおやつではないか、あ〜、ヤダヤダ、戦争、って感じ。
偏見ではあるが「マクロビ」の人なら気に入りそうなレシピが多いような、
先日、料理研究家本を読んで、これが戦後の家庭料理の歴史でもあったのでその流れとして読むつもり。「家庭料理」の世界は深い。
もう1冊、小熊英二さんのお父様のお話はそのまま庶民の昭和史のようなので、生活の延長線上の「戦争」が戦後世代である私に少しは理解できそう。
本に残る歴史は「日本の置かれた立場はァー!」だとか「世界的に見てぇー!」なので、何を御託を並べるやら、とつい「イラっ」とするので
こういう本は好きよ、「ふつうの生活」の中にあった「戦争」の悲惨を理解したい、生き残りの子孫にもできることはある。
娘が帰省していたので一旦保留にしていた「お片づけ」を再開。
「服を買うなら捨てなさい」を時々読み返しながら、やる!年々「着られなくなる」服に引導を渡さなければ、、(涙)
ただ「リサイクル」ができる人に「捨てる」は難しいだろうなと思う。
私の知り合いで洋裁をする人は「布」はとにかく捨てられない、という。なんでも「使える」のを知っているから。
そしてその手の人は一部屋全て、布、洋服関係で潰れているわ、、作業するスペースさえ。
この奥には何があるんだろう、と思わせる「カオス」は「できる」人には必ずある。こういうのを「捨てる!」は難しいだろうなあ、
それに比べれば、特に何ができるわけではない私はやはり「捨て」よう、と思うのでした。スペース確保も大事よ。