映画メモ「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」

「アイアンマンとハルクを殺しとけば、世界は平和なんじゃね?」という、「コンピューターの結論は正しい!」な身も蓋もない感想。
あと、「アメリカ国内でやれ!」、わざわざ東欧の小さな国でやらんでもよかろうに。
見れば見るほど「トニー・スタークを殺れ」と、腹が立つのよねー、このおっさん、すべてのトラブルはあんたが引き起こしたものやんけ、
人の言うことは聞かない、善良な博士を唆す、全ては結果オーライ、で無理矢理な、スタークを潰せば世界のトラブルは半減するんじゃないか、
そもそも「ウルトロン」だって、あんたのムチャから生まれたものやん。
しかし、この「ウルトロン」も製作者に似たのかうざいのよね、性格が。さほど強くもないくせに、語る、語る、作ったスタークの性格によく似てるわ。
ぐちゃぐちゃ御託を並べるばかりで、特に何ができるわけでもない、機械は黙って結果を出せ!と、とにかく、そんなに面白く思わなかったのでした。
「ハー、やれやれ、終わった」とエンドクレジットを見ていると、なぜか「イドリス・エルバ」の名前が!
どこに出とったんじゃー!と驚いて、そのあとに延々と続くクレジットを目を皿のようにしてみていると、なんと、マイティ・ソーの夢の中に出てくる白目のおっさん、
え、あんだけ?英国のBBCじゃその名前を看板にする主演ドラマが制作される「大物」ですぜ、それが、あの一瞬?
考えてみれば、このイドリス・エルバ、よくアメリカのこの手の映画にチラチラ出ているがそれも扱いがイマイチなのよね、
私が覚えているのは「パシフィックリム」で芦田愛菜ちゃんを救い出し、菊地凛子に育てる軍人のおっさん役だったが、それもチョイ役みたいなもんだったわ。
かっこよさは、サミュエル・エル・ジャクソンよりはるかに「上」なのに。
「英国人差別だー!」とBBCのミステリモノを見すぎのババアが言いますよ、もうちょっと見せ場があってもいいんじゃない?
アメリカは「イドリス・エルバ」の使い方を間違っている!という結論を出した映画だったのでした。
アクションにもアメコミにも、かけらほども興味のないおばはんに、この手の映画を見せてはいけない、も結論ざんす。
マイダーリンが連れて行くんで、仕方がなく。トホホ。