雑談。

夏休みは「ミステリチャンネル三昧」・予定。
私の愛する「刑事フォイル」様の新シリーズがあるのよ、8月に。
で、日本では「敗戦記念」から70年だが、米英にとっては「戦勝記念」から70年、
勝ったがわでも「フォイル」のようなの内省的なドラマが作られ長く続いたんだから、学ばねばならないところはあるな、
日本では「いかに戦時中の日本人が犠牲者であったか!」しかテレビドラマにならないからな。
「刑事フォイル」は、日本と同様、資源の乏しい島国である英国が米国が参戦してくれるまで一般庶民は散々な目に遭うという、
国を越えて戦争は普通の人々にとって悲惨であると教えてくれるドラマで
見たあと、「お互い、ひどい目にあいましたなあ」としみじみ手を握り合いたくなる。(誰と?)
ミステリチャンネル」では戦後70年特集で日本ではあまり知られることのないヨーロッパ戦線、
その内輪話のドキュメンタリーやドラマが放映される予定で、たいへん楽しみ。
「バトルオブブリテンの真実!」なんて日本では見られないからなあ、私は「フォイル」で初めて知ったわ。
で、今は、ミステリチャンネルいちおしの冷戦時の英国エスピオナージュを見ている。
「ゲーム」(と日本では言うが発音は「ゲイム」だな)というドラマで「ポスト・カンバーバッチ」の俳優さんが出ている。
本家のバッチくんよりはるかにハンサムさんだが私はバッチくんの方が好きだな、バッチくんのあの魅力にはまだまだ。
ドラマは面白いんだか、どうなんだか。まだ2回しか見ていないものの、映像がただひたすらにきれい、の印象。
もう「ポスト・バッチくん」を美しく撮るため「だけ」に作られたドラマのような、
バッチくんが前に「ピーター・ギラム」をやった「裏切りのサーカス」の映像をそのまんま流用したお耽美さ、微妙に英国特産「ゲイ」の匂いが。
シリアスドラマのようで、笑いも含んでいるような、本国で成功したんですかね、このドラマ。
探偵ものとスパイものを読むことにほぼ半生を費やしてきたようなおばはんには落ちが見えているような嫌な予感。
とりあえず、フォイル前哨戦として最後まで見るざんすよ。暑い夏は引きこもるに限る!なんて、週末、しばらく出かける予定。トホホ。