日常。

今、私が楽しみに見ている「ミステリチャンネル」では戦後70年記念(?)ということで英国の戦史ドキュメンタリーを放映している。
ヨーロッパ戦線はほとんどスルーだったので、面白いわ、
向こうで作られたドキュメンタリーは「ダンケルクの戦い」のようなぼろっぼろに負けたモノのドキュメンタリーは短かったりして。
代わりに「バトルオブブリテン」とか「ディーデイ」とかは長いのよ、気持ちはわかるわぁ、「勝ち戦」は気楽だものね。
しかしこの年になって「メッサーシュミット」や「ハリケーン」「スピットファイア」の性能を覚えるハメになろうとは、
いやー、人生、何があるかわからん、工学部の下の娘が聞いたら面白く思うかもしれない話だわ、
下の娘は「エンジン」をどこに付けるかでなにかの性能を競う「実習」があったそうで、「エンジンのつけ方が無茶!」と驚かれたとか。
「コックピットに人がいることを意識しなさい!」と言われ、「いやー全然考えてなかったわ、結果は良かったんだけどね」って
こういうのが「マッドサイエンティスト」になるのかしら、こわいわぁ。もっとも、私もエンジンがどこについていようが全く興味はないが。
ま、この手のネタを覚えていると男孫でも出来た時、役に立つかもしれん、男の子は小さい頃からこういうのが好きな子は好きらしいからなあ。
下の娘は「プラモとかやってた子ほどうまいのよ、ママが私にプラモをさせなかったから」と、そんなことを言われても。「工学部」って実は「工作部」なのね、、
話を戻して、「スピットファイア」を独軍の空兵は恐れたようだが、基本的にはやはり「メッサーシュミット」が勝っていたと、
さすがドイツは「工業国」、新しいものほど性能がいいの自国の「常識」が必要以上に相手を恐れさせたよう、
人間の意識って怖いわぁ、こういうところも戦況に関わってくる。
マイダーリンは「そんなものを見ていないで日本のものをもっと見なさい!」というけれど、日本のものは冷静には見られないんだよ、
うちはじいちゃん戦死しているし、逃げまどった人は私の親たちだもの、つらくてつらくて、、、(涙)
その点、ヨーロッパ戦線は気楽だわ、赤の他人だしね。
ただ、「バトルオブブリテン」で、ヒットラーがロンドンを報復爆撃させたせいで戦闘機の温存ができた、などと言われると、胸が痛む。
ロンドンに住んでいた犠牲になった人たちの事を思うと、そういうことが言えてしまう人間というのはどこかがおかしい、「人」を「モノ」の「盾」にしたんだからね。
人種を超えて戦火に追われる側の一般庶民の悲哀はよく理解できる。庶民は全世界的に辛い。
ドキュメンタリーの感想はそのうちに。戦争はいやね。