雑談。

今「捏造の科学者」を読んでいる。
これは大変素晴らしい、私のような科学の知識がかけらもないおばはんにもわかりやすく「スタップ細胞」を解説しつつ
その異様な経緯を丁寧に時間順に追ってくれているので誰にでも読める。この騒動に興味のある人にはぜひ読んでもらいたい1冊だ。
とは言うものの、読むスピードが遅くてね、、、(涙)
それは劣化した細胞の成せる技、、ではなく、この件で亡くなった方の言葉が随所に出てくるからだ。
私のようなおばはんは、すぐ「笹井氏が言う「小保方さんは普通の女性」とはどういう女性を意味するんだろう、、」で止まる、
週刊誌でチラよみしたところでは、笹井氏の奥様は元キャビンアテンダントとか。素敵な奥様をお持ちの男性の「普通」ってなあ、、などと、
あと、最初の会見で笹井氏が用意したIPS細胞とスタップ細胞の違いを示したイラストを見ると、
つい「ハイレベルな研究者による極めて低劣な戦い」などという言葉を思い出してしまうのだよ、「牛」と「魔法使い」だよ、全く。
いずれこの本の感想は書き残しておこう、気は進まないが。
かの騒動を昨年引っ越した下宿で片付けをしながらテレビでともに見た工学部の下のお嬢様が、
先日帰ってきた折、今度エンジンを組み立てるとかで、「組み立てるのはいいのよ、問題はそれが「動く」かどうかってこと」
「「はて、何故かネジが余ってる!」になりそう」それでも先に組立をしたクラスの子によれば「面白い!」と不安半分期待半分。
春は高校時代の数3や物理で理論だけを教わった実験をやって公式通りに結果が出ず「この公式は間違ってる!」と思ったと聞いたな。
下の子は面白くて、「お嬢様は工学部」のタイトルでシリーズ化したいような言動が。
工学部って、工業高校と似たようなことをしているんだなあ、娘はますます「ガテン系」に、、、(というと叱られる)
「実験にはテクがいる」とは小保方騒動の途中でしみじみ言ってたな、しかし、かの件は結局そういうレベルですらなかったという、
「リケジョ」の言葉は彼女のせいで宙に浮いてしまったが、我が家の理系女子(ガテン系工学部女子(涙))には
どうでもいいことで、「おぼかた」の名前などおそらくはもう「さむらごうち」と区別がつかなくなっていることだろう、なんと幸福な学生か!
よちよち歩きで学びを楽しみ始めた頃が亡くなった人にも、現在所在不明の人にも、かつてはあっただろうにね。
そこからどうしてこんな道をたどったのか。辛い読書だわぁ、、、