贈り物・生活。

地元に有名な和菓子屋が3軒あって昨日は格式は一番低いものの、

なぜか敷居は最も高い和菓子屋にお歳暮の注文へ。

元メディア関係者のやりて奥様のおかげで全国的には一番有名ではあるものの

地元ではメイン商品がド庶民な駄菓子なのでお使い物としては格が下がる。

そのうえ妙に客を選ぶところがあって服装であからさまに態度を変える。

駄菓子商品で儲けた分でこじゃれた店を構えた時、

昔ながらの良家の方が普段着で店に行ったところ

良家の方々と元から懇意である老舗2店の対応とは全く違っていたらしく、

以来、地元有力者の方々にここの品は送れなくなっている。

でも広告のせいで東京の人には受けが良い。

もっと気安いほかの2店を私は贔屓にして

よそに差し上げる時もできるだけその2店のものを使うんだけれども、

お一人だけ、ここのとある独自商品を気に入られているので仕方がない。

ゆえにしぶしぶ「正装」をして出かけた。

アテクシがなぜここを敬遠したいかというと、

その奥さんと私はお稽古事で面識があるので、できるだけ近寄りたくない。

しかし、最近ここはなぜかデパート出店をやめたので気軽にお歳暮を出せなくなった。

ゆえに満を持して正装して出かけて、奥様のふりをして発送をお願いしたんだけれど

その発送先を見て奥からわざわざ奥様が出てきて、とほほ。

ここの奥様を私が苦手とするのは、商売上手なので知り合った人間を

何とかして自分の商売のプラスにつかえないか、虎視眈々としているところで

私はぼーっと影の薄い人間の割に思いがけない人と仲が良かったりするので

その「コネ」を使えないか、いつも根掘り葉掘り話を聞かれて、

今回はコロナのおかげで「急ぎますので、おほほ」と逃げ出せた。

 正装して出かければ丁重なおもてなしを受けられて問題なく過ごせるものの

やはり単なる和菓子を買うのにこうも緊張しなければならないかと思うと

敷居が高すぎる。何とかほかの2店が全国区になってもらえないものか。

もらえないんだよな、味は確かで広告しなくても支持者は山ほどいる。

確実に売れているし、庶民にも寛大だ。要は「気取って」ない。

かの奥様は都会育ちで服装で人を判断するタイプなので、

かなり損をしたのじゃないか、

パッケージも全国区向けにこじゃれたものになっているものの、

味と値段のバランスがいまいちなのでこの先どうなるか、

お歳暮を発送するだけで疲れ果てたおばはんのアテクシなのでした。おわり。