お着物語・リターンズ。

ネットで、「未だ着物は170センチ対応じゃなーい!」とお怒りなツイートをチラ見して、
はて、全国展開のレンタルショップ(販売も含む)ではとっくに長身サイズのお着物があるんだが、と。
その手の店では、むしろ160センチ以下の女の子に似合う柄行きの着物を見つけるのが難しく、
例えば、熨斗目柄は基本的に長身の子向けにデザインされているんだよね、身長がないと着こなせない、大きな続き柄だし。
というわけで3年前、160センチ以下の小柄な上の子の着物を探しに出かけた記録を書いたが、
現在、160センチ以上の長身(?)な下の子の着物を探す記録をそのうち残す前に、「リターンズ」として上の子の「袴物語」を。
就活が終わった夏頃に今度は「袴を借りに行かないと!」の指令が上の娘からあり、今度は都内でレンタルショップ巡りをして、
いやー、さすが袴は値段が振袖とは違う、故に、ショップの方も扱いがぞんざいだったような、、、
まあ、「振袖・かもねぎ親子ダー!」と期待して迎えたら「卒業式の袴を、、」と言ったら、がっかりもするわな。
しかも「袴だけ」という人も少なくはないし。
この度初めて知ったんだが、「袴」と「着物」の値段は基本的には「別価格」、別々に借りるようになっている。
理由は、振袖を自前で作っている子達対応で、娘のご学友たちはそれはそれはお嬢様が多いので、当然のようにお振袖はお持ちだ。
お袴だけを借りる、とのことで、振袖を持っていない娘は再度レンタルショップ巡りの旅へ。
そこで知ったのが、東京の某お嬢様大学「○心」とか「東○女子」とかは、なんと杏ちゃんが「ごちそうさん」で着用した「矢絣」は禁止だとか。
なんでも「昔の女学生の普段着で、「式服」ではない」からだそうで、ハー、なんと麗しき伝統だろう、と私は感心した。すごいね、お嬢様学校。
おそらくは「紋付」にお袴なんだろう、「色留袖」かしらね。
当然、その手の大学ではないうちのお嬢は「矢絣は全く問題はありません!」と、大正レトロなお袴セットをレンタルいたしましたことよ。
ちなみに袴とセットになっている着物は子供のように短い丈でしたわ、合理的だわぁ。