ネットと読書。

ベルナール・アルノーの15年前のインタビュー本を読んでいると、
「こんなブランドあったっけ?」とか「このデザイナーの名前は聞いたような、、」があるので、ネットで引きながら読んでいる。
クリスチャン・ラクロワ」「アレグザンダー・マックィーン」「ジョン・ガリアーノ」などなど、
この15年のうちに消えた人あり、死んだ人あり、で、アルノーが当時絶賛していたデザイナーのその後は色々と悲惨なような、
「堕落したブランド」のファッション編集者がアルノーを毛嫌いするのが分かる気がするわ、「数字が出せないと、ポイ」感が否めない。
それはともかく、よくわからない分野の読書をするとき、ネットは実に便利、
先日、続けて読んだ「林原」関連本など、ネットの書評に銀行側の視点があって、面白かった。銀行側の論理もそこそこ理解できた。
ネットがあるから出来ていることが増えてネットがあるから困ったこともあるものの、プラス・マイナス、で、多少プラスが出ているような、
読書のやり方がネットで変わるとは、思いもよらなかったな、ネットがなかったら読めなかったかも、なんて本が私にはある。
ルノー本もその一つで、本に出てくる、かつて大々的に広告されたブランドが、今どうなっているか、なんて、ネットがなかったらどこで調べられたものか、
調べられたんだろうが、今ほど簡単ではおそらくなかった、ネットは確かに世界を広げる。
しかし15年の歳月はネットの発達とともに激変したものだなあ、
15年前のアルノーはかつてマイクロソフト社に投資しなかったことを一大痛恨事として話しているが、その後の投資も外したものがあるようで、
15年前、アルノーは書籍関連のネット販売は発達が見込めない、と断じているものの、
15年後の今、「アマゾン」がここまで世界的に発展するとは、やはりアルノーは今、これも一大痛恨事と考えているだろうか。
私は当時も今もこれだけ儲かっている企業家が「まだまだ、もっと」を望むとは、と驚かされる、さすが世界的レベルの投資家、というべきか。
てなことをだらだら書かずにちゃんと読書録をつけよう、と思いつつ、読んだそばから忘れる、そういう年寄りのためにネットは便利、なことも書き残そう、
ほんま、忘れるわぁ、、(涙)ついでに毎日書くのも忘れる私、困ったもんだ。