「大海の蛙、井の中に帰る、、」?

というわけのわからないタイトルなのは、一昨日前に私が書いた日記の内容にお怒りの方がいらしたので。
私の都内と横浜に住む親戚が「川崎市に住んではダメ!」と言ったことをうっかり書いて、川崎市民の怒りを買ってしまったわ、まあ「ごもっとも!」なんですが。
大変申し訳ありませんでした。親戚が。
とは言うものの、娘の都内に住むお友達も「川崎はダメ!」といったようで、それはなぜなのか、私たち親子には謎。
正直、私たちのような田舎者にとっては川崎は住みやすそうな街でしかないのよね、
なぜ、都民、及び横浜市民に偏見を持たれるのかわかりかねる。娘のお友達は「荒川はダメ」「台東区はダメ」と、うるさいことこのうえない。
嫁入り前の大切な若い娘を心配していただいているんだろうと好意的に受け取ってはいる、私たち親子は田舎者なので、「都会人」には危なかしいんだろう。
しかし、「井の中の蛙大海を知らず」とご指摘のあった私の親戚は困ったことに海外在住歴が長い人達であるのですよ、
特に横浜に住んでいる親戚は今住んでいる横浜より、海外で住んだほうが遥かに「長い」という強者。
だからといって視野がものすごく広いか、というと、そんなことはない。
むしろ田舎者の私よりもっと偏狭な部分があったりして。
私が思うに、海外で何度もトラブルを経験して保守的になったんじゃないか、
大海を溺れながらなんとか泳いで井の中にたどり着いて、ホッとしているからこそ、偏見を持つようになるんじゃないか、
それから、横浜の親戚も都内に住む親戚も大企業勤務で海外でもトラブルに見舞われないようにかなり囲われたコミュニティーでしか生活をしていない。
その海外でのコミュニティを日本国内でも持ち越しているので、結局は世間が狭いのだよね、「大海」に出ていても「井の中」にいるような。
「東京都」というところは関西地区より階層の分化が明確であるように私には見える。
地方出身者である私たちにとって、先日あった川崎市での悲惨の事件は日常の延長上に確実に存在するもので、「だから川崎は!」とは思えない、
どこで起こってもおかしくない事件だから。
それがある種の階層に属している人間には理解しがたいんじゃないか、信じがたい、ありえない、出来事にしか見えない、林真理子と同じところに属している「層」というべきか。
なんにせよ、「これだから川崎は!」と言われる理由は都内よりはるかに生活しやすそうだし、横浜より都内に近いからじゃないかな。
やっかまれているんでしょう、きっと。
そう言いつつ、なぜ私が娘を都内に住まわせたのかというと、正直に告白しましょう。
田舎者は、田園都市線東横線のあの殺人的な朝の満員電車に心が折れたのです、、、(涙)
あれは大学近く住んできた娘にとっても、もちろん私にとっても「ありえない!」世界でございました。
見に行ったわ、物件を探す前に通勤時刻に。地獄を見たわ、、、
というわけで、職場まで20分弱という混むのは混むけど「200パーセントの乗車率!」と呼ばれる神奈川方面の電車よりはましなところに住んでおりますです。
「大海」に出ていても、さほど視野の広がらぬ人もいるということで。
ちなみに私は横浜のメリーさんに驚くような繊細なタマではないざんす。終わり。