「エリートの条件」、、、、

「結婚なんて早くしたほうが負け」「子供を持った者の負け」的な価値観が蔓延していた私の若かりし頃から「エリートの条件」には「20代での結婚」というのがあってな。
これは女性の話ではなく、男性の話なので、世界はいつまでも保守的なものだと当時感心したが、今も変わってないらしく、
保守が目新しい今や、「エリートの条件」の前半部分だけをなぞる「結婚だけは20代でする」が流行っている感が私には、ある。
大昔も、今も実はそうなんだが、エリートの早い結婚には「続き」があってな。
それは結婚して「1年以内に子供をもうける」なんだわ、これができているか、否か、で「本当にエリート」であるかどうかの判断材料になる。
要は、そういう「様式」のあるご家庭に夫婦双方が育っているかどうか、って話で、若い夫婦を支える家族のあり方を認識している親がいるか、
自分たちがしてもらったことを「続けていく」という様式美がある種のご家庭にはありますなあ、感心する。
ネットではよく「ヤンキーほど、結婚、出産が早い」と馬鹿にされがちだけれど、ひっそりと日本にはこの手のエリートなご家庭が存在して、
結婚も出産も密やかに早めに済ませてしまう、
そしてそれを上手にやり遂げるためのノウハウがあるご家庭というのが常に次世代のエリートを支えるという現実に「ピケティ」なんかはどう対応するのか、
まあ、賢い大学の本当のトップクラスの学生の親って意外に若かったりして。なんかいろいろ分厚い世界だな、なんてことを思うのでした。
「結婚だけは早い」って実はあんまり意味がないのよ、早い結婚が望ましいのは出産が早めにできる、というだけのことだから。
ネットではちらほら、「僕、もう20代で結婚してるもん!」がある種の「ステイタス」になっているようだが、その先が見えない人がエリートかどうかは、また別問題。
てなことを某所を読んで思ったのでした。