テレビ雑記。

今、「あさイチ」の嫁の帰省問題を見ていて、娘を持つ身としては恐怖の一言!と思ったので消す。いまどきのお姑さん?というくらい怖い。
「嫁の立場として!」というんだったら、当然「嫁」は「専業主婦」なんでしょうね、働かせてないんでしょうね、と聞きたいわ。
あんたの息子の稼ぎが悪いから働いている嫁を捕まえて!と思うが、そういう親に限って働かないとやっていけないくせに
「働かせてやっているんだから!」と言うんだよな、あ〜、ヤダヤダ、と、エアムカムカする。
昨日終わった「すべてがエフになる」を結局全部見て、あまりに奇妙な設定なので、思わず原作を読んで確かめちゃったよ、
するとドラマはかなり忠実に作ってる、原作が「なんじゃ、こりゃー!」なんだわ、森博嗣の世界では変な建物に山ほど「天才」が存在する。
このシリーズのどこの何がそんなに人気なのか、私は頭を抱えたが、おそらくは端正な文体、ちょっと「村上春樹」かかってます、の世界観、
もどかしい師弟の恋愛進行、なんてこじらせ青春もの感、満載、当然、青春なんぞとっくに忘れ果てた私に訴えかけるものがあるはずもなく。
主人公の綾野剛くんと武井咲ちゃんがちっとも賢そうに見えず、おそらくは喋らされているセリフの内容が半分も言ってる本人に理解ができなかったせいじゃないか、
もう「覚えるだけでいっぱいいっぱい」感が特に綾野剛くんには見えて、大学の先生の役をやらせるには、もうちょっと平易なセリフを心がけたほうがいいよな、
本人のわからない言葉を喋らせちゃいかんよ、いい慣れていない言葉は宙に浮くな。
青春こじらせ系といえば、見なかったが「今日、会社を休みます」の設定が30すぎ恋愛未経験女と二十歳のリア充学生なんて、
なんというかなあ、これは本当に女特有と思うわ、「私は異常だけど、そんな私を愛してくれる彼は正常」的な
「私は子供が欲しくなかったけど、夫は欲しがっていた」みたいな、つまりは「変な私だけど、相手は変じゃないのよ」ってな
この都合の良さからは恐ろしく屈折したプライドを感じさせる、こじらせすぎたナルシシズムなんだよな。
要は30恋愛未経験女は同じく30恋愛未経験男とは「付き合いたくない!」のだよね、相手も同じだと、「私は特別!」じゃなくなるもの。
でも恋愛ベタ同士でくっついたほうが幸せだと思うけどね、結局、人間は似た者同士としかやっていけないから。
ドラマのオチも漫画のオチも私は知らないんだが、現実世界は永遠に年を取らないわけではないから、こういうのがうけるのはどうなのかな。
10代、20代で卒業すべきものから卒業しきれていない、「発達障害?」とちょっと思うなあ。大いに言葉の誤解をしているが。
「こじらせ青春!」を歌った「ごめんね青春」の方がいっそ爽やかだった。結局、ダーリンに付き合って最後まで見たわ。
で、次のドラマはどうしようか、小栗旬くんは見ておこうか、前の「ボーダー」は面白かったしな。
と、テレビ漬けの自分を反省することなく、いよいよ初めて子供のいないクリスマスをダーリンと迎えるのでした。
ふたりのお嬢さん方は何をしているのか知らん。二人とも忙しいようザンス、終わり。