いやはや。

「おにぎり」「甲子園」「マネージャー」「手作り」というと発狂する人がこの世の中にはいるらしい。
これは「甲子園」効果が大きいんだろうなあ、これを「歌舞伎」に置き換えて
「おにぎり」「歌舞伎」「マネージャー」「手作り」とすると、趣が変わるよな、
私的には「高校球児」って「歌舞伎役者」と同レベルで扱うたぐいのものだと思ってるんだよね、「伝統芸能」でいいんじゃない?
なんちゃって書くと、たちまち「歌舞伎には数百年の歴史ガー!」と言われそうだが、数百年たったところで、歌舞伎は基本的には昔の「ジャニーズ」だしね。
なんというか、「甲子園」という差別意識がどこかにあるんだよなあ、それはなぜなのか。ま、基本は個人的な好き嫌いかな。
ツイッターで女子高生に「死ね」と書いた人がいるようで、一体何にそんなに発狂しているのか、多分、この女子高生のお顔が可愛いというのが大きいんだろうな、
これが例えば高校球児3人分あるような「どすこい女子高生」なら文句は出まい、そして、マスコミにも目をつけられまい、
見た目の良さというのは必ずしも得ばかりあるわけではない、ってのがよくわかる話だと思ったり。
しかし歌舞伎の裏方業をするのが楽しいよ、と若い女の子が言うのはなんとなく許されても、
甲子園を目指す野球部のマネージャーをするのも楽しいよ、が許されないのは、息苦しい世の中だわ、
どちらかの尺度が「絶対正しい!」なんてのはありえないのにね。
手作りおにぎりに拒否感を見せている人がいるんだが、コンビニのおにぎりは一個100円、そのお金を集めるのはどこの誰か、
甲子園に行くために苦労するのは、球児たちだけではないのだよね、球児を育てるのにもお金が掛かる。
多分、この「おにぎり何個」って話は最近、スポーツ系部活で流行る(?)カラダづくりのやり方で、
確かうちの子供の高校ではラグビー部が、毎日2合の白米弁当を家から持ってくる指導を受けていたな、
本当はタンパク質のほうがいいらしいんだが、それではお金がかかりすぎるということで、「コメ」を食う。
スポーツってどの競技でもお金が掛かる、そしてそのことが周囲にあまり理解がされない、
金が掛かるなら「なくせ!」という人がいるだろうが、それは余りにも文化レベルの低い話で、
例えばフィギュアスケートはお金が掛かる、「ならなくせ!」という人は多分いない、
ああ、こんなところでも、差別というか、スポーツヒエラルキーと言おうか、「見た目が一番!」と言おうか、、
なんとなく、歌舞伎の裏方を好きでやってます、には文句を言わなさそうな人が、野球部のマネージャー女子高生には文句を言う、みたいな構図が
あまりにミエミエだったので、とりあえず書き残す。
可愛い女の子はある意味「損」だね。
追記。
ホットエントリで、ほぼ私と同意見でより詳しいものがあったのでブクマ。
「東大特進クラスから早慶レベルに!」ってのに非難轟々とは、はてなって偏差値社会なのね、というバカバカしさ感が。
早慶レベルなら、1年浪人すれば本人が入りたければ東大には入れますよ、そしてその1年を多分この高校生は無駄とは思わない、
なんか、高校のクラスレベルを落としたくらいで「一生を棒に振る!」的な吹き上がり具合が、なんだかね、というより、
「語るに落ちた」のアホらしさ。
「学歴なんか問題じゃない!」と日ごろ言ってるような人が、ここ、問題にする?な反応が、いやー「はてな」的ですなあ。
子どもを育てるために必要な「自主性を尊重する」がどういうものかわかっていない人が多いなあ、ここは。