はてな雑記。

トマトとヤギが嫌いなだけで、年端の行かぬ不安定なお子様をぶっ叩くことに容赦のない、
おそらくは大学中退した彼よりも倍の年数生きている人間がはてなに多いことに暗澹たる思いを抱くほぼ半世紀生きているおばはんがここに。
私は、西原理恵子さんの「馬鹿に箔がつくような大学」って言葉をほんのり思い出したりして。
お子様とはそういう大学にしか入れなかった自分を棚に上げて「ここじゃない」感を抱くもので、
気の毒なのは既に入学金も授業料も払い込んだ彼のご両親。いやもう、本当になんとお慰めしていいのやら。浪人の予備校代ぐらいは使ってるでしょ。
しかし、何度か大学を変えるお子様はいるのでなあ。これほどはてなで非難を浴びるほどではないような。
むしろトマトとヤギのおかげで注目が浴びられたので、調子づくかも。そういう危険を彼より倍生きた人間は考えなかったかね。
不思議なのは、先日「貧困女子高生」に散財癖があるというのに美術系の専門学校進学希望を「夢を壊すな!」と騒いでいたこと。
私はこの女子高生と大学をたった4ヶ月で辞めた未成年とが重なる。二人とも、度を越して不安定と言う気がするのだよなあ。
経済的に恵まれていない子供が生活の保障がされないことで有名なアニメの世界に行きたい夢は、私は全力で止めたくなるな。
しかし、それはどうやらはてなでは許されなかった。「あーなーたーのーゆーめーを、あーきらーめーなーいでー」は絶対か。
それなら「ブログで稼ぐ!」も「あり」な道に思えるが、そうじゃないらしい。アニメーターもブロガーも不安定なのは同じだけどね。
「貧困女子高生」も後ろにトマトとヤギがつけば全力ではてなで否定されたことだろう。意外に役に立つな、トマトとヤギ。
親をやってきて、周囲も親ばかりとなると、どうしても親目線でものを見てしまって、「大学中退者の末路」も読ませてもらったが、
私立の中高一貫校を出て、ネットの達人(?)たちを輩出する某大学に入学したとは、それまでどれほど親にお金をかけてもらってきたか、
私はつい最近、東京の私立中高の学費を知って愕然としたわ。そんなにかかるのかー!って、それなのに公立にはいかないのかー!と
私は自分の娘が都内のトップ大を卒業して大学の同級生たちが私立校出身者ばかりなのに驚いたが、
そういう子供たちの中には、それほどお金があるというわけではないご家庭出身者がいるのにも驚いた。
それでなんでそこまでお金がかけられますかね、見栄ですか?と聞きたくなってしまう、ちょっと西側文化圏では考えられない。
大学中退者の話は基盤の不安定な家庭から無理やりお金のかかる場所につっこんで、見事大失敗した例にしか見えなかったので、
悲劇は大学中退から始まったことばかりではないんじゃないか。
元の中退未成年者に話を戻せば、彼の失敗はトマトとヤギのせいばかりでもないんじゃないか、かなり問題行動の多そうな子供であるよなあ。
ま、とりあえず、期限を決めてブログでどの程度儲かるのかやってみて、だめならほかの道を探すように、
まだ若いんだから、少々多めに見てやってもいいんじゃないか、が私の現実的な意見。貧困女子高生にも同じことを思う。
でもできれば、堅い職業を目指したり、入った大学で資格取得に励むとか、そういう道を選んで欲しいものだよなあ。
現実に親をやってる人間の心からのアドバイス。子供を叩くなよ。