ネット雑記。

人気エントリに「ハーネスを初めて見た!」というのを見て、「初めて意識した」という人の存在に驚く。
20年前からありましたがな、使っている人は限られていたけどね。主に海外在住歴のある人だったなあ。
で、10年くらい前からよく見かけるようになって、「便利で確実」が一般的になったんだな、と私は思っていたんだけれど、
やはり、どこかで反発心を覚えさせるもののようだ。
エントリ自体は上手にそれに対する嫌悪感を隠そうとしているけれど
「初めて見た!」という衝撃の告白をしているようでは、どうなのかなぁ、今ひとつ、子供の行動への理解が欠けている気がする。
このエントリを書いた人は、子供に関するエントリをよく出すような記憶があるんだけれど、
どうも生身の子供の経験はそれほどない人なのかも、子供がいない人なのかな?子供は単なる研究対象なのかもね。
一度足を地に着けた瞬間からどこともしれず走りだす子というのがいて、それはもう、素早い、素早い、
親の手なんか届かないほど、つか振り払ってまで、飛び出していったりする。
それはそれは楽しげに、きゃあきゃあ、笑いながら。でも、世界は危険がいっぱい、自転車やら、車やら、
大体、ハーネスを使っている私の知り合いは「子供が自転車に轢かれかけた」とか「車にぶつかりそうになった」とか、
元気いっぱいな双子の男の子を育てている友達は「子供ができるまで、こんな紐を使う親はひどいと思ってました」と
ほとんど「懺悔」のように告白されたりして。子育てのストレスってこういう小さなところから溜まっていく。
「初めて見た!」エントリへのブクマがやや反発的だったのはどれほど巧みに書かれていても、そのストレスを刺激する内容だったからだと私は思う。
「内容をよく読め」的なブックマークも見かけたけれど、そういう冷笑的なのってどうかな、
その態度もまた子育ての無駄なストレスの小さな一つなんだよな、それがわからない人を「初めて見た」とは私は言えない。
20年間、山ほど見てきましたわ。
子育ての辛さは細かなことの積み重ねが一番大きいのかも。いやはや。