雑談。

ネットを検索したところ、小堀桂一郎はやはり小堀杏奴つながりの森鴎外の縁者であるようだ。
拾い読んだところでは森鴎外をくそみそに書いていたりして。ちょっと気の毒な。
明治期の偉人であるのは間違いないだろうに。
著者の小堀氏の経歴を読んでいると、香ばしげな運動もしていたり。
で、今、安倍首相が憲法学者の名前を知らないで盛り上がっている話題を思い出す。(なぜ?)
法学部生の娘が先日帰省してきたとき、改憲運動について大学の先生はどう考えているか聞いてみると
改憲が妥当」で一致していると思う、の意見で、法学的には「改憲」が最も有力な答えなんだそうだ。
「だからと言って即「改憲」ではない」と、聞かせてもらったところはなかなか説得力のある意見で、
2年、賢い大学で勉強してきただけのことはあるな、お母ちゃん、嬉しいわぁ、はともかくとして
大学の先生の一致した意見は「改憲は妥当、でも今「改憲」をやりたがっている人間にやらせてはいけない」で、
なるほど、信用できない奴にはやらせるな、は確かだろうね。
で、安倍首相が信頼できる人間であるかどうか、誰を知っているか、知らないかはともかくとして
とりあえず、政治家はあまりものを知らなくてもなれる、などと、
当然、私は憲法学者の名前なんて知らないですよ、当たり前じゃないですか、だって生活の何の役にも立たないもの、
で、学者の意見も政治には何の役にも立たないのかも、とも思うのであった。
大学の先生たちの「改憲派であっても、あいつらと同じにはされたくない!」は魂の叫びなんだろう。
でも、「正しい」だけで社会が動くわけではないのも事実、
有象無象をあやしながら、泥を飲む覚悟で、何とかより良い方向に導けないものか、
大学の先生にそれができる人は皆無であるのが情けない。
ま、とりあえず「社会はいい加減にできているので、あなたもいい加減に生きていいから」てなことを真面目な上の子に言って聞かせたのであった。