雑談。

上の子の「ちゃんとしたファンデーション」はご近所のドラッグストアで「カネボウ」製品を買ったのでした。
販売員さんが娘の年齢と近くメイクも一生懸命やってくれて可愛らしかったのでメンバーに。
暇に任せてあちこち回って、デパートの販売員さんが多分メーカーの「エリート」で、私のような中年おばはんの相手をするには不足はないものの、
ほとんど「初めてのメイク」の手ほどきをするにはやや高飛車、デパートの資生堂のお嬢さんの接客はいまいちだったわぁ、
私が買うんだから私の顔色ばかりを見るのは仕方がないんだけど。娘の顔色も見ましょう。
それにしても「資生堂」はやはり根強い人気があるようで、ほかの売り場は閑散としていたのに資生堂だけは次々お客さんが来ていたなあ、さすが老舗。
それはともかく、ショッピングセンターやドラッグストアにいる販売員さんの方が親切で気さく、
若い子がよく行くようなショッピングセンターには若手の販売員、おばはんが立ち寄るスーパーには同じ年頃のベテラン中高年販売員、
よく考えているわぁ、ここ10年ほど同じところにしか行かなかったので全然知らなかった、なんと世間知らず。
本当ならば上の子にちゃんとした化粧品セットを大学入学時に揃える予定だった。
でも、彼女の大学入学時はあの大震災のすぐあとでしかも恐ろしく混乱した東京で生活を始めなければいけなかった。
生活を整えるのにていっぱいで、化粧品や洋服のことまで手が回らず、気の毒なことをした。
ちょっとしたパーティーに行くこともあって、入学式のスーツで行ったらみんな「パーティードレス」っぽいものを着ていて、
悲しい思いをしたそう。
ああ、入学用スーツを買ったバーバリで見かけたシルクのワンピースをガツンと買ってやるべきだった!母親として反省。
よく似合っていたのに、「こんなに高いのはいらないよ」って、
あの頃は、新入生である娘も「こんなにたくさんの人がなくなって、こんなことをしてもいいのかな?」と、
そういう生きているだけで申し訳ない思いをしながら動揺した東京で大学生活を始めたのが哀れ。
随分大きな困難をくぐり抜けてきたものだ、今も。埋め合わせできることは少しづつでも。
で、ファンデーションは「やはり高いものはいい!」だそうで、先に安物を買っておいたのも悪くなかったかも。
夏はほかに何をしてたのかな?可愛いいとこの子供たちをかじりに行ったか、可愛かったわ。おしまい。