夏の記録。

下の子大活躍。
あっちフラフラ、こっちふわふわ、友達に誘われて、チケット入手困難と言われる某ジャニーズのコンサートに行ったりして、
すっかりはまって帰ってきた、「ジャニーズって、すっごいかっこいい!」って、あんた、めっちゃかっこいい彼氏いるやんか。
「もうキャーキャー言っちゃった!」と、それに応えてくれるまさに「アイドル」ってやはりすごいんだなあ、
「ママは、韓流とかあんまり好きじゃないかもしれないけど、きっと本物を見ると好きになるんだよ」って、なんでそこで韓流が。
ママは今ベネディクト・カンバーバッチ様に夢中なの、会ってみたいわぁ、、(遠い目)
それはともかく、大学のオープンキャンパスにも行って、阪大の基礎工が面白そうだったらしい、
地元大学の工学部も学生が楽しそうにコンクリートを混ぜていてそれが良かった、と、
上の子が某京大のオープンキャンパスで学生に絡まれて嫌な思いをしたのとは大違いだ、
いくら、高校生の相手なんてバカバカしくってやってられないお大尽な院生様でも、もうちょっと気を使ってくれたらよかったのに。
上の子はただ今サークルの人間関係がうまくいっていないのでへこみがち、
「やっぱり関西人は関西の大学に行ったほうがいいと思う、、」などなど、
上の子は今年の夏は予定が狂いがちで、まず、わざわざそのためだけに帰ってきた高校の同窓会が間際でダメになるし
行こうと思っていた海外研修もよく調べると今回はその内容が今ひとつだったことに気がついてキャンセル、
遊びに行くつもりの友達の予定も狂いがちで、帰省したり親に付き合ったりの少々寂しい8月を過ごしたよう。
でも9月からはまた変わる、多分もう少し楽しくなる様子、青春はいろいろよねえ、、、
この夏、一番胸がいたんだニュースはルーマニアで命を落とした学生さんのことだった。
上の子の友達のツイッター仲間だったらしく上の子もひどく衝撃を受けていた。
両親の衝撃がいかばかりか、考えても言葉にすらできない。
彼女は上の子と同じく、あの動揺した東京で大学生活を始めた、そこで何を感じ、何を考えたか、
志高く、海外を目指した痛々しい若さが憐れでならない、真摯に生きるかけがえのない存在だったというのに。
なんと美しいお嬢さんだったことか、ご両親の自慢の娘さんだっただろう。
同じ時期に私と同じ年齢のジャーナリストが戦場で命を落とされたが、私は志をある程度遂げてきた彼女よりも、
そこにすら行き着くことのできなかった若い学生の命を悼む。本当に犯人がにくい。
ネットでは被害者バッシング的な意見があったようで、相変わらず何もしない人間が文句ばかり言うと呆れた。
彼女の立場に立たされたら、もうほかの選択肢などなかったと理解すらできないのは命はあっても心がない。
心のない命はあっても無駄かもしれない。
命が失われても、様々なことに挑戦しようとした彼女の豊かな心は彼女を愛した多くの人の中に残る。
それだけは確かなことだ。
勉強そっちのけでフラフラしたり、予定が立たずにへこんだりするのは生きて心があるから。
その幸福に気がつく暇もないくらい一生懸命子供たちには生きて欲しい。
夏の記録はまだ続く。