雑談。

上の娘と同時期に社会人になったお嬢さんが1年足らずで過労死とは、、残されたお母様のご心痛はいかばかりか。
今何かと話題の「○通」にお勤めだったとか。私はここに入る人で「○ネ」入社以外知らないので、そうじゃない人がいるのに驚いた。
何人かはいるんだろうな、そしてそこから人を削いで行く、「適正」ってね、「体力」なんですよ、最終的には。(涙)
こういう社会で問題なのは、結局、彼女と同じだけ働いても結構平気でいる人間がそれなりに存在すること。
「馬鹿体力?」と言いたくなる人間って実際、いるんですわ、そういう生活を続けていても、その生活に「慣れて」いる。
大学の体育会系がそうなんだよな、うちの下の娘の「ブラック部活」、
「強練」と呼ばれる「強化練習合宿」が年に2回あるわけだが、これがむちゃくちゃ、
昼間はずっと練習、夜はエンドレス宴会、これを一週間ぶっ続けにするんで「いつ寝てるのー!」と私は悲鳴、
娘曰く「どこかで寝てる、意識を失ってることがあるから」、
もちろん「討ち死に」はいるわけで累々とその死体の山をあちらこちらに築き上げながら、伝統の部活は続いて行ったりして、
でも「抜ける」ことは出来ない、ここまで無茶をやらされると妙に緊密な人間関係が出来上がるから。
たぶん「ブラック企業」の内部もそういう感じだと思う。そこから抜けてしまったら、もうすべてが消滅する、みたいな、
大学部活を4年間やりあげた人がさくっと企業戦士になれるのは、このしごきに耐えたからで、上下関係は完璧に理解してるわ、
宴会慣れはしてるわ、なんと言いますかねぇ、自分の子供が所属していてもいまいち納得できていないわ、この体質。
でも「伝統」があるから変えられない。
たぶん、こういう生活が1ヶ月続いたとしても、やりぬく人はいるのだよね、全員が討ち死にには決してならない。
どうしたもんかね、と思うが、うちのこの部活、あまりにハードなので、人が集まらなくなっている。
一番大事なのははじめによく調べて「はいらない」、これをやられ続けると、変わるんじゃないかな。
と言うわけで、すばらしいブランド企業でも実情をよく調べて「いかない努力」をしようね、とだけ。
それでもたぶん「電○」に入りたがる学生はいなくならないだろうなあ。
「合わなければやめる。多くを失ってもひとつだけ命が残ればそれでいい」と親として言いたい。
でも、うちの子、ブラック部活、やめてないわ、やめる気もないわ、最後までやる気でいる。
年次が上がるにつれて、楽にはなるので、それを待つ人はいるのだよなあ。
なんともやるせない。
ところで、学生の下の娘よりも早く社会人の上の娘は下宿に帰る。
昨日など、ジムに行って風呂に入った後で電話をかけてきた時間が9時前だったからね。元気でやってるざんす。
大手ではなくとも、「ホワイト」企業はたくさんあるので、そこを目指そう。