せいちょうきろく(?)

下の娘が学校でイジメ事件による停学者が出た話をしてくれて、「本当に弱いんだから」といったので「それはいじめられた方が弱いって意味?」とたずねると
「違う、いじめる方が弱いの。いじめられた子は、空気読めないヤツで自分のことばかりえんえんと話し続けたりしてちょっとうっとうしいとみんな思ってるけど我慢してる、
我慢できずに集団になっていじめる方が弱いの。」と、おお、すごい、君は正しいねえ、などと、
いじめられた側の子の「ちょっと変わってる」とは、昨日の「発達障害」でその特性はいじめられる原因にもなる、とあったなあ、
とまたいい加減な素人判断をしそうになる、いやはや。
娘曰く「そのこはうちのクラスのとても優しい男の子とお昼ごはんを食べてる、全然クラスは違うのにね」なんて、
娘のクラスは成績上位者の理系特別クラスで、いわゆる「特進」クラスなんだけど、
そういうクラスに全然ちがうクラスの子が入ってきてお弁当を食べる、それに違和感がない、とは昔とは違うなあ、
私が大昔、その高校に通っていたころは、理系の特進クラスなんて、ほかのクラスの子は誰も踏み入れることが出来ない「聖域」だったなあ。
最近は「成績」で全てが決まる的な尺度がほぼなくなっていて、これはそれなりにいい傾向にも思うが、
成績上位である人間をいじめる原因にもなっていることを知っているので複雑な気分でもある。
上の子が中学生のころ、それも原因でいじめられたことがあったのだよな、今でも胸が痛む記憶だ。
今、下の子のクラスでトップにいる子は非常に他人の点数が気になる子らしく、最近はしょっちゅう下の子に点数を聞いてくるそうだ。
下の子はお姉ちゃんが「ありえないほどよくできる」と言われながら「フツー」の人間だったのをよーく知っているのでそれほどその子に感心していない。
「いちいち点数を聞いてくるちいせえヤツ」扱いしているのでそれでクラスの雰囲気が変わるらしい。
下の子が中学生のころに担任の先生から「クラスのムードメイカー」と言われたことがあって、いまでもそうなのか。
なかなか言葉が出なかった小さいときから考えるとずいぶん大きくなったものだなあ。
下の子は時々とても深いことを言うので「下の子語録」を作ろうとしていつも忘れる。親の方はあまり成長しない。(涙)