テレビ雑談。

今朝、「発達障害」の特集をしていた「あさイチ」をぼーっと見ていて、あらためて「言葉で伝えるってむずかしい」と思う。
番組では大人の発達障害の専門家が出ていて、子どもの時の徴候等々を話されて、
でも多分、実際に本当の発達障害の子どもを目にしていなければこの言葉では伝わっていないだろうな、
番組の終わりの反響ファックスでは「なんでも病気にするな!」な反応もあったりして、
つまり「同じ言葉を使っていても全然異なる症状」が番組ではちゃんと伝えられていないのだよな、番組の作り手や、伝え手は一生懸命なだけに気の毒になった。
「その程度ならば、普通の子だってあるじゃないか」みたいな徴候なんだけれど、実際に「発達障害」とプロに診断された子の行動は、言葉にすると同じであって同じではない。
私は下の子の言葉が遅かったり、集中力がほかのことちょっと違うのを気にして「発達障害」を疑った時期があったんだけど、
その後、本当に「発達障害」の子どもを見て「ァ、こりゃ、全然ちがうわ」と納得した。
と言って、わが子は女の子だし、その子は男の子だったので、反応の現れ方が違うのかな?と今も多少疑問に思う部分はあるものの、
とにかく「マイペース」で他人のことは「我関せず」であった小さいころの下の子は今や「空気読め力・マックス」といっていいほど、機嫌良く世の中を渡っている。
相変わらず妙なところでこだわりを持ったり集中力はすごいが、社会生活に不適応を見せていないので、まあ、こんなものか、
多分、下の子は「発達障害」と診断される「ボーダー」の付近に位置する「普通の子」なんじゃないか、なんて、こういう素人判断が一番いけない、
早く多くの症例を経験してきた専門家が増えて的確な診断が出せるようになるといいのにな、と思った。
私が知っているそのお母さんが苦心惨憺のあげくようやく「発達障害」との診断を得た男の子は周囲の理解の元、そこそこ、学校生活はさほどの問題もなく過ごせていたような、
発達障害」は環境もとても大切なんだろうな、でもそれを言うとすぐ「育て方」ととられるだろうけど、それとは違うんだよな、
そこがこの先どうやったら伝えられるのか、なんにせよ、行政ではすでに「発達障害窓口」のようなものが設置されているにもかかわらず、
それを知らないらしい議員さんがとんでもなことを言い出したりして、
なんだろう?この「ちゃんと伝わっていない」感、行政と議員って案外連携していないものなのね、みたいな、
お母さん、悩んだら、とりあえず行政窓口ですよ、何らかの手だては思いついてもらえますからね、と書いておくのであった。
ま、イマドキのお母さんたちは「家庭の医学」を読むと全ての症状が自分に当てはまると思いこみ瀕死の状態、
と信じてしまいそうになる私などと違って大変賢いので、このようなアドバイスは必要とされていないだろうな。
あさイチ」は一生懸命いろいろ試みているのに、どうもうまくいッてないような、それでもがんばれ、とひそかに応援しておこう。いのっち大好き、がんばれ。
さて、お片付けの続きでもしますかな、、、(涙)