結婚「以前」、、、?

朝日新聞「結婚未満」を読んで、以前、産婦人科医の奥様に聞いた話を思い出す。
「昔、不妊治療に人が来はじめたころには「30過ぎて来るのは遅い!」みたいなことが平気で言えたのね、
でも、最近は30過ぎてくるのは「当たり前」、40過ぎても「初めて」治療に来る人はいるのね、
40過ぎて「初産」って人はもうめずらしくないんだけど、そういう人はもっと若いうちに通い始めてるの、
でもそういうことを知らずに来る人に「もうおそいですよ」とはなかなか言えないの、「ドクハラ!」なんて言われたら大変だからね」
「そのうち「50代」でも「初めての不妊治療」をしに来るんじゃないか、ッてドキドキよ」
と、常に私に娘たちには「早めに出産をさせるんですよ」的なアドバイスをしてくれて、
「20代の出産がベストであるのは確実なのよ、なんでこんな「当たり前」のことが言えない世の中になったのかしらね、、」
私にもわからないざんす、つか、そんなプレッシャーを私にかけるのはやめて。(涙)
それはともかく、今回の「結婚未満」には「39歳」が「妊娠の限界年齢が見え隠れする」年代だそうで、
これを読んだらあの奥様はさぞお怒りになられるだろうなあ、
「「40」で「産む」なんてことは前もってよほどの準備をしていない限り、ほぼ「ありえないこと」と思ってちょうだい」と、
私の知り合いにもちらほら、「オーバー40」で出産している人がいるけど、大体、長く治療を受けていた人ばかりだなあ、
「40過ぎて産む!」の「前段階」を知らない人は結構多いのかもしれない、新聞にものを書く人とは適当だ、とあらためて。
なんつーかなあ、「39歳。もう夢はみられない」って、「え、39歳でなんの夢がみられるんですか?」と私は聞きたくなるわ。
なんで新聞はこうも妙な人を掘り返しては記事にするのか、妙な人だから「記事」になるのか、
毎度、毎度ツッコミを入れるのもどうかと思うので最近あまり読んでいなかったんだが、今回、あまりにタイトルが衝撃的だったのでつい読んで、
「29歳で正社員をやめて39歳になるまで何をしていたんだろう、、」と私は途方に暮れてしまったわ、
この手の人をどう評価するべきなのか、
今つき合っている彼に「今ひとつ踏み込めない」のは「10代の時に元彼から、ストーカーまがいの嫌がらせを受けたことが原因かも」って
何十年前の話やねん!と、誰も思わないんだろうか?会社を辞めて10年の間にやっておくべきことは山ほどあったろうに、
親から独立して一人で暮らすとか、資格を取るとか、結婚するとか、って、まあ、そういうふうにあせる人間なら
「39歳、もう夢は見られない」とはならないわな、「可能性」って「無限」ではないんですよ、、、
つか、この年齢で、一人も産んでなくてまだ出産を「あきらめていない」ところに、なんだか感慨深いものがあった。
いや、何が何でも「あきらめろ」とは言わないんだけど。
「結婚未満」は毎度、何が言いたいのかよくわからない人が題材にされて、
これはつまり「結婚以前の問題でしょう、あんたは」って人をさらしあげる記事なのかしら、
それで結婚「未満」なのか、などと妙な納得のしかたをしてしまう私、、、
ついこの間、子どもが大学に入ったところだというのにもう「早めに子どもは結婚させなさいよ」的なアドバイスを受けている私と
記事の女性は10歳も離れていないんだよな、なんだか、もう、すべてにおいて「トホホ」という気分だわ、、、