おんなのかのうせい?

夏前に、50前後の知り合い(既婚・子無し)に町でばったり会って話をしたんだが、久々にあったせいなのか話題がまったくかみ合わず、
それどころか何か言うたびにいちいち突っかかられて、我慢していたがついむっとして言い返すと急にぽろぽろ泣き出されて驚愕した。
50すぎのおばちゃんを泣かす40半ばのオバチャンってどうよ?って、とりあえずその場はおさめてよろよろ家に帰って、
先日、その人を知っている50代マダム(既婚・子有り)に「実はこんなことがあって、、」と懺悔すると、
「ああ、あの人ね、今、更年期障害なの、しょっちゅう体調が悪いっていってるし、まわりといざこざおこしてるしね」
「「更年期障害なんじゃない?」とほのめかすと「私にはまだ生理がありますっ!」と切れるし。生理があっても更年期はあるのにね。」
「自分が年をとる事がどうしても認められない人っているのよね、「女」よねぇ、、」
えぇえぇえぇ、そこで「女」なんですか!と思ったが、知り合いの産婦人科医の奥様で同じく50代のの方が
「50になっても、「生理があるからまだ私は産める」と思っている人は結構いるのよ、「産めるけど、産まないだけ」ってまだ思ってるの」
「50過ぎて産むなんて、よほどのことがない限りありえない、とはわからないみたいなの、不思議な話よねえ、、」
って、なんだか、わかるような、わからないような、結局、「女」であるとは「産める可能性」なのかな?なんて、
「女は一生現役!」なんて言葉は、何かの冗談だとばかり思っていたが、案外真剣にそう考えている人もいるのかもしれない。
少し前、朝日新聞で「患者を生きる」で「更年期障害」の特集をしていて、「更年期」と言えば、次に来る私の「ビッグウエイブ」として、目を皿のようにして読んだものの、
ここに出た「患者」の方は40代で子宮系の手術をしているのにもかかわらず、50過ぎて体に変調があったとき、なぜかすぐ「更年期障害」を疑わない。
結局、この特集のオチは「いろいろな病院をまわったけど、慶応大学病院の先生に出会えてはっぴーです」で、
「慶応大学の○○先生の宣伝にしかなっとらんやんけっ!!!」
もう少しまともな記事を書いてくれよー、そしてもっとまともな患者を出してくれよー、と涙したりして、
でも、「50過ぎても私は産める」と思っている人がたくさんいるのなら、これも「あり」なのかな。
なんだかなあ、中村うさぎさんが自分の生理が止まったとき「妊娠?」と思ってしまった話を「さすがうさぎさん」と
ネタとして消費していたが、違うのかもしれない。
なんだか自分的にショックなんで(何がショックなのか、わからん)とりあえず、メモ。
「あきらめない」とか「まだまだ現役」とかって、どういう事なんだろうねえ、、