きょうの(よけいな)ひとこと。

AKBの前田敦子ちゃんが「私のことは嫌いでも、AKBは嫌いにならないでください!」と言うのを聞いて、
「まあ、あなたのようにかわいい女の子を嫌いな人がいるわけないじゃないの」と思ってしまったわたしはもうオバはん。
と言うか、それは秋元康のセリフでしょ、
「ボクのことが嫌いでも、「もしドラ」は嫌いにならないでください!」って、
秋元康が嫌いでもAKBが嫌いな人はほとんどいないだろうしな。
しかし、男が「ボクのことが嫌いでも」というのは、まったく説得力がないよな、気の毒な話だ。
ずっと以前の話になるが、中学生だった下の娘が部活のトラブルメーカーから
「私のことが嫌いなんでしょ!」という手紙を受け取って、困ったこと(?)になった話を思い出す。
そのとき、娘には「女の子が「私のこと、嫌いなんでしょ」と聞いたら、死んだ目になってもいいから「そんなことはないよ」と言いなさい」
と諭したものだ。
また、この手のバリエーション「私のことは嫌いでもかまわないけど、○○なのはゆるせない!」のあざといセリフを
いい歳のオバはんに仕掛けてくるさらなるオバはんを見て、女ってやつは、としみじみ思った。
女はじつに上手に「嫌い」を使いますな。
「○○なのは許せない!」に比べれば、前田敦子ちゃんの「私のことは嫌いでも〜」のセリフのかわいらしさがしみいるわ。
でもそれを使うのは若いうちだけにしておきましょうね、とおばはん的よけいなひとことを。
サラエボの花」と「白バラの祈り ゾフィー・ショル 最後の日々」を見た。
サラエボの花」は思った通り、重い映画だった。感想すら、書きたくない。