雑記。

風邪を少々。
私はヒトラーの秘書だった」を読み始めて、ナチスという組織にまったく無知であるわたしが読んでいい本かどうか、
「夜と霧」で初めて「ナチス」に出会って以来、毛嫌いしてきたのがたたるわぁ、、、イヤなものでも知っておきましょうね、、
と、子どもに言っても無駄だな、物事の理は中年になって悲哀とともに思い知るのよ。いや、おもしろい本なんですけど。
ねる前に「指輪物語」を読んでいる。学生時代に徹夜して読んだ思い出のために毎年夏になると読む習慣だったんだが
去年はそれどころじゃなかったので読めず、禁断症状のように手にとって、
ふと、これもナチスの爆撃、華やかなる英国で書かれたんだったな、トールキン自身はすべての暗喩を否定したけれど、
翻訳者の瀬田貞二が「ホビットが日本人で、指輪は「核」である」のような比喩を紹介していたような、
なんとも、今、読むにふさわしい気がして、
ホビットが指輪を捨てる悲痛な旅に出かけたように日本人はその苦難に満ちた道をたどることが出来るのかな?
ナルニア国物語」のルイスにしろ、トールキンにしろ、結末が暗いわぁ、、それらが書かれた時代の暗さが影響しているのかな、
戦争っていやね。
ネットを巡回すると、話題は原発のことは多くて当然のことなんだけど、数年前は「靖国」が花盛りだったわ、
こういうときこそ、ひっそりと従軍慰安婦のことでも書こうかと、思ったり。
サラエボの花」を録画して見る予定なんだけど、「ヒトラー」と続けてみるのはきつい。
戦争には必ず「性」が関わるのよね、原発にはそれがないだけまし、というには別の「生」が関わっているわけだし、
まあ、あんまり考えてもしかたがないので、あえて考えないようにする、これを自己欺瞞とも言う。
どうも風邪がすっきり抜けきらない、明日は遠出するというのに。トホホ。