雑記。

今回の震災、原発事故で、思いがけず夫婦間の考え方があらわになったとの話をちらほら読んで、
とくに小さなお子さんを抱えたお母さんたちは切ないよね、
「買い占め」というほどのことをしていなくても、責められてるような、
「あれば買う」的な行動をそうそう咎め立てることもないんじゃないか、
妻の行動に神経質に反応する夫たちもまた、不安なんだよなあ、、、
奥さん、夫婦和合の秘訣は面従背反ですよ、なんちゃって。
とか言ってるわが家も、上の子の下宿探しのときがたいへんでしたわ、、(涙)
震災の次の日に上京予定が交通機関がマヒしてキャンセルで、
その後、動き始めてすぐにでも出発しようとすると、ダーリンが騒ぐ、騒ぐ、
震災が起こってからずっとツイッターやら、ブログやらを見っぱなしで、テレビは異常なまでに騒いでいるし、
繊細な心根のダーリンは地球が崩壊せんばかりの衝撃を受けたらしく、「行くな、行くな」と、
目先のあれこれにとらわれる私としては
「何をいっとるンじゃあー、地球が滅んでも春から住むところをさがすじゃー!」と、
情報をまめに取り入れる人間と、都合のいい情報しか耳に入れない人間との温度差が、こんなにも。
私は気が滅入るんで、11日、夜の時点で、すべてのテレビを見るのをやめましたがな、
全国放送のはずのすべてのテレビ番組がローカル化していたように思ったな、阪神大震災のときとは大違いだ。
結局、3月の3連休中、私だけが下宿探しに旅立つこととなって、それすら「行くな」とうちのダーリンは言ったっけなあ。
「あれを持って行け、これを持っていけ」と文明国家の首都に行くとは思えないようなものを並べて、
しみじみ、うちのダーリンは「へなちょこ」だと思ったわ。
あまりにまわりから脅されるので、若い娘である子どもはおいていくことにしたというのに、何を心配するやら。
老練なる中年女、一人でならなんとでもなるわ、それが信じられないダーリンのか細さに呆れる。
もうね、私は脅され慣れてるのよ「あれをしたら、子どもがこうなる、ああなる」って、
子供を産んでから18年間、ずっとそればかり、
放射能の怖さを君は知らない!」って、それはあんたもそうやんけ、ずっと住んでいる人と違って、私が行くのはたった三日だったしな。
でも行って、東京の不安はなんとなくわかったなあ、常時ゆれてる状態で、あのテレビ映像では神経がすり減る。
そういうひとたちの生々しい声をネットで拾うのは精神衛生上よくないわ、情報遮断も生きていくための知恵ですわ。
放射能が怖くてたまらないのはゴジラ映画に刷り込まれたか、なんて、
被爆国で育った人間とは思えないバカをさらすが、バカであるほうが生きやすいこともあるんだよね。
不安を少しでも減らすことが出来る「魔法のお水」を買うのを私はそんなに責められないなあ、
どうしようもない不安と戦うのに「オマジナイ」がいちばん効くのがわかってるしね。
娘の下宿探しのときあれこれ感じた東京事情をまた書いておきたいと思う。
最近、実家両親の調子が落ち着いているので、ほっとしている。出来るだけ、この状態が続いてほしいなあ、、
感じたこと、考えたことを、覚えているうちに書きとめられるように。