人生、メモ。

かなり前、40代後半のマダムと話をしていたとき、
「都会には、子供を作らず2人で旅行ばっかりしている30代のカップルが結構いるんだけど、
そういう人たちって、40代、50代になってもそんな生活に飽きないのかしらね?」と聞かれて、
その話題にさほど興味も覚えなかったので、あっさり「飽きないからそうしてるんじゃないですか?」と流すと
不満そうな顔をされたので、印象に残っていた。
私は子どものいない30代カップルじゃないし、そういう人たちに興味もないから、そんな顔をされてもなあ、、と覚えていたところ、
先日、ご兄弟が離婚の危機と聞いて、なんでもご兄弟の「妻」なる人が子供を作ることを断固として拒否したらしい。
結婚当初から、ご兄弟は「いつかは子どもを、、」と考えていたのだけれど、
その頃はまだ相手もぎりぎり20代だったし、彼女が「欲しくない」と言っていても、いつか欲しくなるだろう、とあまり真に受けていなかったらしく
楽しく2人で旅行をしたり生活を楽しんでいたそうで、
でも彼女が30代後半に入り、自分も40を迎えて「もうそろそろ」」と切り出したところ、
「そんなことを言い出すなんて、信じられない」「私を殺す気?」「私を愛していないの?」と大騒ぎされて、さあ、大変。
そこは「派遣」の妻が仕事を辞めても、十分子どもを2人くらいは養っていける経済力が夫にあって
しかも彼の職場はちょっと無理すれば「育児休暇」を取るのも夢じゃない、いまどきめずらしい非常に恵まれた境遇だけれど
「妻」の彼女はがんとして「子どもなんて欲しくない」「子どもを欲しがるなんて信じられない」の一点張り、
その話題を出す度に狂気のように騒がれてげんなり、だんだんセックスレスにもなっていったらしく、
ある日、知り合いが「もう、1ヶ月も自分の家に帰っていない」と連絡を受けて、びっくり。
「なんで結婚しているのか、よくわからなくなった」、「離婚したい」、
知り合い曰く、「もう子供を作るとか作らない、とかの問題じゃなく、相手がつくづくイヤになってきたみたい」、
離婚を切り出されて、急に「妻」は多くの条件付きで「子供を産んでやってもいい」と言い出したそうで、
うわー、なにそれ、こわい、と私が思うように、私の知り合いも、そのご兄弟も思ったようで、何がなんでも離婚する、って
その知り合いはさらっと「自分の兄弟の子どもは欲しいけど、自分の配偶者の子どもが欲しくない女の子どもはいらないの」などと、
また、私の記憶に強く残る言葉をおっしゃったりして、いやー、すごい名言だわあ。
で、以前話題にした30代カップルというのはご兄弟夫婦のことだったか、
私に「そんな生活、いつか飽きると思います」と言って欲しかったのか、まだまだ、私も人間関係、わかってないな、なんて、
話の内容にあんまり関係のないところが気になる私自身がショックだったりする。(なんのこっちゃ)
今回、これからの結婚は子どもが欲しいかどうかをしっかり確かめておくべき!などと、あんまり私自身には役に立たない教訓を得たのでした。
なんだかなあ、人が唐突に振る話題って、必ずあとに何かが控えているよなあ、、、びっくりしたんで、とりあえず、メモ。
世の中、いろんな人がいますわ。