ハイスペック・離婚、、

先日、知り合いのお子さんが入籍しすぐ海外赴任だと聞いていたので

落ち着いたころに親経由で結婚祝いを送ろうと思っていたら、

現在弁護士を立てて離婚調停中とのことで、はて。

海外赴任先についていける英語の堪能な才媛で

ちょうど良いお相手だったはずなのに何があったやら。

この海外赴任がらみの離婚は時々聞く話で

男性が海外赴任地へ「妻を連れて行く」かたちになった場合、

妻側に制約が多い、それが承服できない女性がいるもよう。

制約代わりの十分すぎるメリットは享受しても

デメリットをひとつも受け付けようとしない女性の考え方は

どうなんだろう、と双方の話を聞くと感じる。

自費では到底使えない空港ラウンジの使用、

ファーストクラスでの移動、世界的大都市の高級エリアでの住居費用、諸々

会社は配偶者への福利厚生も給与の一部として与えているので

その分、配偶者に「内助の功を尽くせ」なんだろう。

しかし、それを「やりたくない」妻がいて、

それなら、初めから「帯同」になるのはやめたほうが良いんじゃないか、

この手の「メリットは享受してもデメリットは我慢しない」女性に共通するのは

「私もやめなければハイキャリア」意識で、

「やめてわざわざ来てやってるのよっ!」と鼻息が荒いんだけれど、

もしその「バリキャリ」が本当なら、

会社に交渉して自分も夫の赴任地に行くのも出来ないわけじゃないし、

とりあえず数年はおとなしく主婦業に励みつつ、資格試験にチャレンジもありだ。

それが出来ない時点で自身が「ハイスペ」「バリキャリ」の意識は

捨てたほうが正解ではないか、

実際、離婚して「バリキャリ」に戻れたかと言えばそんなことはなく、

そもそも海外赴任で破綻する結婚は妻側が結婚に熱心だった場合が多い。

多くは「自称バリキャリ」のイメージが損なわれないように、

「夫の海外赴任にキャリアを犠牲にしてついていく私」が必要、

実は中途半端な自身の能力から目を背ける立派な理由を探しているだけ、

それで自分も他人もごまかしきれたらそれなりだと思うが、それも出来ない。

その手のいい加減な女性に結婚を押し切られた男性側もどうかと思うが、

鼻息荒く「私も本当ならあなたと同じくらい稼ぐんだからねっっ!」とやられても

現実には女性の経済力はあてに出来ない、心の支えにもならない、

となれば愛想を尽かして離婚となるのはしかたがないだろう。

先日聞いたあっという間に離婚調停中のカップルは

妻は「夫が私を家政婦扱いする!」と言ったそうで、

でも確かその赴任先では家事を万事取り仕切るようなメイドだのなんだのが

ついているはずで、

夜中に卵を焼けだのトイレ掃除をしろだのでは決してなかっただろうに

それでも捨てられぬ「プライド」があったのかねえ、、、

娘を持つ私でさえ、夫側に若干の同情心が沸いたりして。

若い女性の自分を高く見積もりすぎる傾向はよくあるもので、

それも可愛いと思ってくれる男性もいるだろうが、

なれない海外生活では、男性側も余裕がなくてうまくいかないのか。

たぶん、大方のカップルはトラブルを乗り越えるのだろうが、

乗り越えられない場合もちらほらあるようだ。

自分しか優先できない人間は結婚には向いていないとおばはんは思う。

結婚祝いを贈りそびれてよかったような、残念なような。

もうちょっと考えてから結婚しましょう、と思うのでした。