きのう。

民主党、圧勝。
上の子が「やっぱりテレビで「民主党が勝つ」って言われてたから、みんなが民主党に入れたのかな」と、はて。
民主党は、私のようなおばはんから見れば「かたちを変えた自民党」でしかないからなあ、なにをそんなに「期待」出来るのか、不思議だ。
小沢チルドレン」なんて言葉を聞くと、やはり「どぶ板」とか、「土下座」とか(をした人がいたのかどうか知らないが)
そういう「昔ながらの自民党」なやり方がみんな、好きなんだろう。小沢さんがやってることは、私の子ども時代の「自民党」的だ。
今の自民党にとどめを刺したのは、あの「ネガキャン」CMじゃないのかな、私はテレビで一度見かけて、度肝を抜かれたわ、
教室で、二人の子どもが一人の子どもを責めてるの、あれはどう見ても「いじめ」の光景、うんざりした。
しかし、この自民党総崩れの元になった安倍元首相は当選、酔いどれ会見の中川さんは落選、いやはや。
今朝のNHKニュースで鳩山さんが自宅でインタビューされていてその自宅がやはりハイソだったのに納得。
さりげなく鳩のリヤドロ(多分)があったなあ。
鳩山兄弟の奥様方は、大変美人でいらしたので、ジュニアたちの顔を期待する。もうそれ以上のことを政治家なんかに私は望めないわ。
昨日は選挙に行った後、朝日新聞の書評欄を読んでまったりと過ごす。
前々から自分の日本語読解能力に難があるのは知っているんだけど、痴呆状態まで陥ったか!と思うほど瀬名秀明の文章が理解不能
白川道の「最も遠い銀河」と言う本を紹介している文章で、
「主人公の桐生はアラン・ドロンに準えられるほどの容貌の持ち主。彼には兄妹のように慕い、愛した女性がいた。
やくざな生活を送っていた彼は無名のデザイナーから路上で詩を買い、そこに銀河の光を見出し、建築家を目指す。
愛する女性はやがて不幸にして亡くなり、彼は路上のデザイナーから求めたペンダントと共に故郷の海へ葬った。
だが長い時を経て偶然その死体が発見され、男の余熱が再び疼き始める」と、すみません、私、この文章の意味することがさっぱりわかりません、
「無名のデザイナー」から「路上」で「詩」を買って、なんで「アラン・ドロン」似の主人公は「建築家」を目指すのか、
そして、「路上のデザイナー」は「無名のデザイナー」と同じなのか、じゃあ、そのデザイナーは「詩」だけではなく、「ペンダント」も売ってるのか、
「何でも屋」やんけ、そもそも「デザイナー」ってどういう職業?
で、「ペンダント」と共に「愛する女性」を「葬る」のは明らかに「違法」やんけ、
「長い時を経て偶然発見された死体」って、つまり「死体遺棄」の罪が発覚したってこと?それで何故「余熱が疼く」のかーっっ!!!
以前にもこの人の読書紹介を読んで、「???」になったことがあって、その時は見て見ぬふりをしたものの、
昨日は我慢できずにダーリンに読ませ、上の娘に読ませ、解読をお願いしたわ。家族全員で読解力に難があるのか、結局、さっぱりわからんかった。
これは紹介している本の内容が荒唐無稽なのか、それとも、瀬名さんがあまりにも高等な技術で文章をお書きになるせいなのか、
本の出版社はまた「幻冬舎」だわ、どうも私は幻冬舎とはとことん相性が悪いらしい。悪いけど、読む気にはとてもなれず。
紹介する人の巧みさで本は読みたくなるもので、私はいつも苅部直さんの紹介される本を読みたくなる、
以前、根気のいい上の子が朝日紙上で読んでいて挫折した、島田雅彦の「徒然王子」でさえ、読んでみたくなったものだわ。(読まなかったが)
なんか、瀬名さん「最凶」の書評家って気がする、どれを紹介されていても「読みたい」と思ったことがない。
それとも、読んで、せめて「路上のデザイナー」と「無名のデザイナー」が同一人物かどうか、確かめておくべきか。ああ、悩む、、、、
瀬名秀明さんは確か「パラサイト・イブ」の人だったな、面白かったかどうか、はて、忘れた、ミトコンドリアがどうしたこうしたの話だった。
オチはどうついたっけ。こういう人間だから、その文章が理解不能なのか、、、、
書評の最後では「終盤になると男たちは泣き始める」と、私も泣きたくなった。書評で泣かす、瀬名秀明、すごいのかも。