雑談。

昨日の朝日新聞によると民主党の小沢代表が高知県大豊町に現れたとかで、驚いた。
あの四国の山奥に!と、確かに「限界集落」に間違いない、とんでもない田舎だ。(ごめんね)
高知に住んでいたとき何度か行ったこともあるし、知り合いの出身地がそこで
「人間より猿の数の方が多いのよ」などと、冗談か本気かわからないことを聞いたこともある。
とにかく山間の小さな集落だ、ものすごく高いところにあるハーブ園の施設に立ち寄って、
高所恐怖症の私はくらくらした。あんなところにヘリコプターでなあ、、、
何となく小沢代表を尊敬したくなってきた、あんな過疎地を知っていたか、と。
誰が呼んだのか、選んだのか、高知に住んでいて再々過疎地の代表のように
そこは取り上げられていたのでそのせいか、
何にしてもあそこまで小沢代表が行くことで、少なくとも大豊町の皆さんの好感度は
ぐっと上がるんだろうな、私の好感度も実はちょっと上がった、でも選挙は「数」だから。
民主党は地方の復活や農業重視を党の目標としてあげてるそうだが
これってたぶん都会の無党派層には全然届かないと思う。
地方の窮状とかが回り回って都会の「ワーキングプア」につながっている気が私はするんだが、
地方の現状について書いても「そんなところにすまなければいい」なんて平気で書く人間が
ネットでそれなりの顔をしてるんじゃあなあ、、、
地方を切り離して都会だけで何もかもやっていけるのか、これが集約化、か、グローバリズムか。
夕張の話とか、あれはすべての地方が抱える問題だし、
正直、あんなにネームバリューのある「夕張」でもなあ、、と私は思う。
自助努力も限界があるが、それでも何とかやっていかないといけないんだろう、
理想も現実も、酔っぱらいの戯言に過ぎないとしても
現実に生きていかなきゃならない地方の人間は別に都会の人間に救済を求めてなんかないですから。
ただ押しつけられるものをどのようにして自分の利のあるように持って行くか、
自分の「知恵」がどれだけ試されるか、どこまで自分たちは耐えられるのか、
地方に住むメリットを何とか数え上げながらやっていかなきゃね。
小沢代表は何をどこまでやるんだろうか、でも結局自民党とそうかわりのない党だからなあ。
どうなるやら。
今フランスの自虐史観に関する本を読んでいる。どこでも同じようなことが起こっているんだ、と
まあ、面白い。
何かにすがりたい、これで、すべて解決!なんて思いたい、でも私には出来ないなあ。
ある意味「自虐史観が、、」と言ってる人がうらやましくなる、フランスでも日本でも。
やれやれ、、、