話題、いろいろ。

昨日の朝日新聞によると、体外受精を一人で行っている病院は他にもあるようで、産科医不足の切実な状況が露わになってくる。
そうなると、今まで一人でやって来て、よく失敗がなかったな、
この先生はこのお年(61歳)になるまで、かなりがんばったんじゃないか、なんて気になる。
もちろん、間違って妊娠させられた方の悲しみは計り知れない。
産まれるはずのひとつの命を葬る決断をしなければならなかったのは本当に気の毒だ。
しかし、「体外受精」という「神の領域」に思われることが、たった一人の医師の地道な作業で成り立っているとは驚きだ、
ついでに、今日本で生まれる体外受精児が2万人というのにも驚かされた、全体の1%、と言うのは多いか少ないか、
そんなにも体外受精児が一般的になってるのかと考えれば、医師不足の中でよくやってる気もする。
ひとつの医療問題が起こったとき、同じ医師でもいろんな意見があるのを去年、伯父さんの法事で、いとこたちが話すのを聞いて知った。
臓器移植の万波医師の話になって、それを、「画期的だ。すごい」というものと、「いや、倫理的に許されないことだ、ガイドラインを作るべきだ」
「将来において、どのような影響があるのか、きちんと検証しなければ」とか、全員内科に所属しているものの、意見が分かれて、へえ、と思った。
なんだか大学で研究活動を続けているものと、ずっと臨床でいろんな病院を回っているものとで意見が違っていたような、
こどもの頃から知っているいとこたちなので、医師もいろいろだよな、と。みんな、それぞれに、優秀ですが。
そういえば、ネットで以前「学歴は金を稼ぐか」みたいな話を見かけて、このいとこたちは国立大学の(一部旧帝大)医学部を出ているが
そこはかとなく「貧乏」で、私は勤務医のいとこたちを見る限り、学歴でお金を稼いでいるとは思えないので、ネット意見に疑問を覚える。
医師は出身大学の偏差値が低い方が金持ちだ、なんてことをぼやいているのを聞いたような、
内実を少しでも知っていると学歴が金を稼ぐなんて、信じられないんだよなあ、、、
ネットで私が変だ、と思う人とさっぱり話が合わないのはそういうところがあるかもな。
話題を変える。
中川前大臣が辞めたとたんにいろいろ、出る、出る、もっと早くに出せよ、知ってるんだったら!!と腹が立った。
バチカン見物でよろよろ醜態をさらした方があの会見よりよほど恥ずかしいわ、おまえは、落書き女子大生かー!って、女子大生の方がマシかも。
ただの酔っぱらいをなんでもっといさめてあげないのか、あまりに本人が「おれ様」なのか、
ネットで「アルコール依存症では?」の意見を辞める前にいくつか見かけて、新聞より早かったし、結局、正確だった。
一国の大臣が、「酒」の、「薬」のと、まあ、まだ政治家としては若いんだし、しっかり病気を治しましょう、ってことで。ボーガスニュースには笑った。
病気、と言えば、最近、ネットの話題を読んでいると「中立病」というものを患っている人が多いんじゃないか、
常に自分が中立的立場にいるのを確認するために、人の心の傷を犠牲にする、
「中立」ってそんなに「アピール」しないといけないものか?と思うとやはりこれは「病」だよな、
とはいうものの、これは誰でもかかるもので、私も「中立病」につい、日和ってしまうわ、気をつけよう。
堂々と「自称保守右翼」魂を貫かねば!と思っているのでした、まる。
今朝の新聞では、枝雀師匠が亡くなって「10年」と、これは、また今度書こう。