雑談。

元厚生事務次官夫婦殺害事件がどうも「心の病」の人の起こしたものらしく、これは今後どうなるのか、
裁判員制度が迫っていて、自分が名簿に載っていそうな予感がする私としてはもし、こんな事件の裁判員になったらどうしようと不安になる。
一時期、精神病者と犯罪について書かれた新書を読みあさってみたけれど、精神病者の犯罪をどう考えるべきか自分の中で答えは出なかった。
しかしこのたびもなんでまあ、心の病系の人はこまめにあれこれ計画を立てられるのか、そして実行できるのか、
「謎」だから「心の病」なんだろう。それでも「病気だから」で許すべきか否か、芹沢一也さんの本を読んでいると色々なことが微妙に思えた。
それにしても30年以上前のイヌのせいで殺されるのは、無念以外何者でもないだろう、特にご遺族の方はやりきれないと思う。
心の病だから無罪放免は「あり」か、「病気でも法に平等に裁かれる「権利」がある」の考えに傾く。
本当はどうするか全然決めてないけど。
時々読みに行くお気に入りの学生さん日記にかつて塾講師をしていた頃の中学受験の私見がつづられていて、
ふーむ、なるほど、やはり塾に通わせるとはそれなりに受験を視野に入れた「目的」が親にあると言うことか。
最近、高1の娘はご近所の脱力系寺子屋塾も辞めてしまったわ、、、「そこに行く時間すらもったいない」と。
未だ成績はトップなんだよな、もう「Z会一本で行く」と、通った塾でライバルになる子は一人もいない、
授業料高額、有名駅前塾に通っている同級生たちよりも成績はいい、学校は異常に思えるほど授業時間数が多く、宿題も多い、
となると「塾は必要ない!」の判断を下して、それでいいのか、私にはわからん。
何も言わなくても一人で勉強はしているんだよ、とにかく「学校の課題が大変」と、進学校、特別科ってこんなものなんか。
どこの大学を目指すか、それはまだ決めていなくて、センター試験の点数に応じて手堅く受かりそうなところを狙え、ぐらいしか
親が言えることはない。
理系の成績のいい子には「医学部行き」を先生が「お約束」のように勧めるのは私の時代から変わってないようだが
それを拒否するんで、先生も困っている、親の私も子どもを医者にさせる気がないし。勤務医の従姉妹たちには「もったいない」と責められるんだが。
「人が死ぬところを見たくない」という子には勧められんよ。それを従姉妹に言うと「献血カーに乗ればいいじゃん」って、
よその子までも医者になれと勧めるその熱情はどこから?
確かに「職は必ずあるから」は今の時代魅力的だが、私は医者になった人は自分の親を看取ることになるんだと思う。
それはとても大変なことだと、ただ患者の「子ども」として病気を悲しんだり取り乱したり、出来ないんじゃないか、
気楽に「先生、何とかしてください!」(って言ってくれるかどうかわからんが)と泣ける立場の方が幸せじゃないか、
でもそんなことを考えているとは従姉妹たちにとても言えない。
それでも去年、おじさんが亡くなったとき、従弟が自分の父親があとどれくらいか、体力がどの程度もつのかはかっているのを知って、
「悲しい」の感情がいつ現れるのか、どこで処理するのかやるせなくて、医師というのは自分の子どもにさせたい職業と思えなかったな。
担任の先生には「変わってますねえ」なんて言われた。やれやれ、世間の親はそんなに子どもを医者にしたいかねえ、
子どもには気楽に人生を歩んで欲しいです。
晴れたぞ、今日も庭作業をがんばるぞ!!