色々追記

私の住むところでは駅前の塾に通うのは裕福な家庭の子供達が多い。
夜10時過ぎ、そのお迎えの車で駅は大混雑になるそうで、ベンツやら、BMWアウディボルボ、レクサス、ジャギュア、その他諸々、
ワーゲンでも肩身の狭い、国産の小さな車などではとても入っていけない世界が繰り広げられるらしい。
そして同じ駅周辺にホームレスらしき人がひっそりといる。何ともやるせなくなる。
ベンツやボルボに乗るな、と言ってるんじゃなく、社会のひずみがあからさまになってきたなあと、それで本当にいいのかな?と思ったり。
私の地方では「ホームレス」の人は今までほとんどいなかったから、どうも支援設備もないようだ。
救急病院が福祉の窓口になっているらしい、この先もっと増えてきたら、どうなるか。
私がもっともおそれているのはこの先、子供のホームレスを見かけるようになるんじゃないかということ、
今でさえ、それに近い存在の子供達がいるというのに。
と言って、関わりになれることがほとんどない、個人に出来ることってなんだろう?
先日読んで衝撃を受けたマンガ「平壌」で、若手アニメーターの作品が展示されているのを見た作者が
「ひとつ個性的なタッチで抜きん出た作品があったがはられた場所は下の方だった」と、
圧制下でも才能は芽吹くと考えられる箇所を忘れていた、反省。
NHKスペシャル「ママはイラクへ行った」を見て、女性兵士の3人に一人が母親、と、アメリカは一体何をしているのやら、
これがアメリカの「男女平等」かと思うと空しい、ベトナム戦争で徴兵制度が変わった後の苦肉の策とは、
それならはじめから戦争をしない努力をしろ、と心から思う、同じように、日本も。
ごく一握りのアメリカ人のために大きな心の傷を同国人に負わせたくないな、アメリカのための「国際貢献」なんてくそ喰らえ!
第一夜で紹介されたソンミ事件で25人を殺害してしまった兵士がその心の傷が癒えないまま、自殺したのはひたすら悲しい。
それにしても戦場に送られる兵士達の若いこと、ほとんどが高校卒業したての10代の若者らしい。
アメリカの貧困について堤未果さんだったか、書かれている本があると、最近もどこかで紹介されていたような、読んでみよう。
そういえば、先日アメリカに研修で行った高1の娘が「反米」派になって帰ってきた。
何故かと聞くと「食事がまずい!」「どこに行っても冷房、きき過ぎ!」「資源の無駄遣いが多すぎ!」と
もったいないお化け」みたいなことを言っていた。あと「太った人が多い!」って、それには複雑な食糧事情があるらしいよ。
色々学ばせなければいけないことがあるなあ、知らないままではすぐ偏見に走る。そういうことも、憶えておく、自分自身に対しても。
インドで代理出産で生まれた子供が日本に来るそうで、子供の幸せを心から祈る。
誰が父親であれ母親であれ、幸福に育つ「権利」は全ての子供にある。